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[MOM3231]常磐DF布施光大(3年)_堅守・常磐の砦。こだわりのゼロで目標へ前進

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後半20分、常磐高CB布施光大がスライディングタックルを決める

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.18 選手権群馬県予選3回戦 常磐高 5-0 藤岡工高 太田市運動公園]

 守備の堅さをウリとする常磐高を最終ラインで支えるDFだ。布施光大(3年)は登録身長172cmと決して大柄ではないが、ヘディングの強さとハートマークを強みとするCB。この日対戦した藤岡工高にはFW榊田侑生(2年)という力のあるストライカーがいたが、布施は簡単に前を向かせず、空中戦でも持ち味を発揮していた。

「自分が相手のFWをマーク見ていて、もうひとりのCB(伊藤柊翔、2年)がカバーに入ってくれてやりやすかったです。(榊田は)足元で収めてくる選手だったので前を向かせないようにすれば、ボランチのプレスバックが来るのでそこを意識していました」。スピードに対応することも、最後の局面で身体を張ることもできる“常磐の砦”は素早いカバーリングからスライディングタックルを決めるなど相手に決定打を許さず、狙い通りの無失点で試合を終えた。

 常磐の野間健彦監督は、布施について「後ろを締めていた。相手の1トップのところをケアしていました。ピンチなくできたのは良かったと思います。(常磐は)守備のところを大事にしているので」と評価。後半はシュートまで持ち込まれるもあったが、布施はチームメートと連係してほぼ隙なく守り切った。

 3位に入った県新人戦は5試合で2失点。前橋育英高を1-0で破った試合も全員がやるべきことを徹底したからこそ無得点に抑え、勝つことができたと感じている。今大会は2試合連続で無失点。自分たちがやるべきことを焦れずにやり続けること、そしてゼロへのこだわりは強い。

「自分が最終ラインなので、最後身体を張って失点しないようにしています。『選手権も失点ゼロで行こう』とみんなで決めていたので、(今日)ゼロ点だったことは良かったと思います」。この日、ロングフィードでFWアシファ(3年)の先制点も演出した布施は、攻守両面でチームに貢献するCBを目指している。

「前にも強くて、後ろにもカバーに行ける選手に。空中戦で負けずに、セットプレーでは自分が点を取れれば良いと思っています」と布施。次の対戦相手は強敵・桐生一高だ。目標の優勝へ向けた大一番となることは間違いない。

「このまま失点ゼロで行って。次の試合も1試合1試合勝って、必ず優勝して全国大会に出たいと思います」。この日、前橋育英からスーパーゴールを決めたFW入澤祥真(3年)や注目の2年生FW寶船月斗ら桐生一の攻撃陣は強力だが、布施は走って、跳んで、身体を張って無失点で難関を突破する。

(取材・文 吉田太郎)
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