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延長制した鹿島学園、上田綺世擁した16年度以来の茨城制覇! 明秀日立退け全国へ

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鹿島学園高が4年ぶり9回目の選手権出場を決めた

[11.15 高校選手権茨城県予選決勝 鹿島学園 延長2-1明秀日立 カシマ]

 第99回全国高校サッカー選手権茨城県予選は15日、カシマサッカースタジアムで決勝を行い、鹿島学園高明秀日立高が対戦した。鹿島学園は1-1で突入した延長前半7分にMFエゼ・トベチク(3年)が決勝ゴール。FW上田綺世(現鹿島)を擁した16年度以来、4年ぶり9回目の選手権出場を決めた。

 3年連続の同一カードとなった頂上決戦は、立ち上がりに動いた。鹿島学園は前半8分、DF荒木駿輔(3年)のロングスローの流れから、こぼれ球に反応したFW菊谷大地(3年)が右足ボレーでネットを揺らし、幸先良く先制に成功。しかし、明秀日立もその5分後、FW楠原秀翔(3年)のボール奪取からFW堀江海翔(3年)がPA手前で右足を一閃。強烈な右足ミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、すぐさま試合を振り出しに戻した。

 1-1からは一進一退の拮抗した時間帯が続く。80分間のうちに交代枠5枚を使った明秀日立に対して、鹿島学園は前後半の交代を1人にとどめた。鈴木雅人監督は「後半、延長も考えていた。相手にはフィジカル的な強さもあるので、飛ばしすぎないようにペース配分を考えながら進めた」と振り返る。

 後半26分にはGK小副川虎之介(2年)のミスから明秀日立にチャンス。無人のゴールを前にFW田口大翔(3年)が決定機を迎えたが、まずは主将DF遠藤聖矢(3年)が、続いてDF瀬口雄翔(3年)がスライディングタックルでシュートを阻止。体を張って絶体絶命の窮地を凌いだ。

 明秀日立は続々と交代カードを切って攻勢を強めたが、鹿島学園は遠藤主将を中心に守備陣が締めつつ勝機を伺う。1-1のまま延長戦に突入すると、迎えた延長前半7分だった。FW押久保弘人(3年)からパスを受けて左サイドで仕掛けたMF土井紅貴(3年)がシュートを打つと、こぼれ球にエゼ・トベチクが反応。ターンから鮮やかな右足シュートを突き刺し、勝ち越しに成功した。

 最後の反撃に出る明秀日立の圧力とサイド攻撃にも粘り強く耐え、相手の4連覇を阻止。延長2-1で勝利した鹿島学園が4年ぶりの全国出場を決めた。全国でも自分たちのポゼッションサッカーを。鈴木監督は「コロナ禍で準備不足もあったんですが、ウチが大切にしているパスや判断に磨きをかけて、日本一を狙いたい」と檜舞台を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2020

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