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JFA審判委が判定データ公表…反則減少も“乱暴な行為”増加、ハンドのPKも大幅増

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トップレフェリーグループマネジャーの扇谷健司氏が報道陣に説明(画像はオンライン会議アプリのスクリーンショット)

 日本サッカー協会(JFA)の審判委員会は26日、今年度の第2回レフェリーブリーフィングをオンラインで開催した。今季のJリーグにおけるレフェリングについて、トップレフェリーグループマネジャーの扇谷健司氏が報道陣に説明した。

 扇谷氏は冒頭で、Jクラブの申し出で意見交換が行われた事例の統計データを公表。Jリーグでは今月20日までの間、J1・J2・J3リーグ戦とルヴァン杯で合計909試合が行われたが、意見交換の議題に上ったのは例年の半分程度にあたる150事象だったという。一方、これらを審判委員会が検証した結果、そのうち37事象で誤った判定が確認された。

 意見交換の対象事例で最も多かったのは、PKに関する判定。全カテゴリで合計73事象あり、そのうち20件が誤ったものだった。また誤審の割合が最も多かったのはオフサイドに関する判定。合計24事象のうち12件が誤審だった。

 なお、J1リーグでは来季から、新型コロナウイルスの影響で運用見送りとなっていたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の再導入が決定。PKや得点に関するオフサイド判定はいずれもVAR介入の対象となるため、これらの誤審の多くは未然に防げる形となりそうだ。

 続いて扇谷氏は1試合平均ファウル数のデータを紹介。今季はJ1が12.8回、J2が11.8回、J3が12.4回となっており、いずれも昨季に比べて減少した。

 一方、内訳を見ると、ハンドによって与えられたPKの数に大きな変化が見られた。PKが与えられた事例のうちハンドによるものの割合はJ1で36.2%、J2で25.9%、J3で32.7%。昨季はJ2の16.7%が最多だったため、大幅に増加していると言える。

 扇谷氏はハンドによるPKが続発した背景について、近年の競技規則改正の影響を指摘。「記事を読むと、UEFA会長がFIFAに申し出をしたとか、プレミアリーグでは独自の解釈をするという話も出ているが、日本でも多くのハンドが取られているのが現状だと思っている」と述べた。

 また、プレーとは関係ない場所での「乱暴な行為」による退場事例が今季はJ1で2件発生(昨季は0件)。J2でも1件から4件に増加した。扇谷氏は「相手を傷つけるもの、相手の安全を脅かすものが増えている。こうしたものはなくしていかないといけない」と注意を喚起した。

(取材・文 竹内達也)
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