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「代表に入れば、また5人でプレーできる」。興國高のJ内定5選手が合同記者会見

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会見に出席した全員で記念撮影

 22日、興國高(大阪)のJリーグ入団内定者の合同記者会見が大阪市天王寺区の同校で行われた。会見には、横浜F・マリノス内定のFW樺山諒乃介(3年)、DF平井駿助(3年)、GK田川知樹(3年)、FW南拓都(3年)の4選手とツエーゲン金沢内定のFW杉浦力斗(3年)のほか、学校関係者と加入内定チームの代表者が出席。プロ生活での意気込みなどを口にした。

 今年の興國の3年生は、内野智章監督が「入学してきた時に5、6人はプロに行けるとだろうなと思っていた」と評する通り、タレントが豊富な世代。近年、多数のJリーガーを輩出してきたが、一学年で5人が同時にプロへと進むのは初めてのケースだ。大学経由でも、関西大DF長井一真(4年、京都サンガF.C.内定)、中央大のDF今掛航貴(4年、サガン鳥栖内定)のほか、関東学院大MF北龍磨(4年)の内定も近日中に発表される予定で、興國出身のJリーガーが一気に8人も増えることになった。

 内定ラッシュの中でも、世間の関心を集めるのは、4選手が横浜FMに加入する点だ。樺山は左右両足に加え、頭でも点が獲れるアタッカー。南は50mを5秒台で走る俊足の持ち主で、サイドならどこでもこなせるのが強み。昨年から頭角を表した平井は、サイズとスピードを備えたCBで、ビルドアップ能力も高い。田川は、フィールドプレイヤーと変わらぬ足元の技術を誇り、シュートストップの能力も高い。

 横浜FMの原正宏SD付マネージャーは、「3年前から、アタッキングフットボールを掲げているマリノスと興國のサッカー非常に似ているのが、獲得する上でポイントになった。ボールを扱う技術だけでなく、身体能力や伸びしろを考慮した」と獲得に至った理由を明かす。樺山は「(4人で同じチームに行けるのは)嬉しい。田川と南、平井は来年からライバルでもあるので、負けないよう切磋琢磨して頑張っていきたい」と今後の意気込みを口にした。

 また、「攻撃的な選手なので、ボールを持った時にドリブルなどゴールに繋がるプレーを見て欲しい。先輩たちに負けないよう泥臭いプレーもしながら、攻撃的なプレーを出していきたい」(樺山)、「スピードを活かしたサイドアタックが特徴。サイドの上下動や、運動量でもマリノスの先輩たちに負けない所を見せて、結果を出していきたい」(南)、「鋭いパスが特徴なので、見て欲しい。守備では誰が相手でも恐れずに戦う所を見て欲しい」(平井)、「ビルドアップへの係わりや、(DF)背後(のボール)への飛び出し、気持ちのこもったプレーを見て欲しい」(田川)とそれぞれのセールスポイントを話した。

 金沢内定の杉浦は、「決断力が高く、FWに向いている。身体能力が高く、182cmあって50mを5秒台で走れる。自分で仕掛けられて、跳躍力を活かしてヘディングで点が獲れる」(内野監督)ストライカー。特別指定選手としてすでにJ2で20試合に出場したが、無得点に終わったため、「今シーズンは結果を残せなかったので、来シーズンは結果を残してチームの勝利に貢献できるよう頑張りたい。どんな形でも良いので、たくさんゴールを決める姿を見て欲しい」と口にした。早期にプロデビューを果たせた喜びよりも、悔しさの方が強い一年となったが、「チームとしてのサッカーはまったく違うけど、プロでも変わらないプレーはある。試合で相手より戦う、走る部分が大事だと改めて気付けた」のは大きな収穫。これまで取り組んでなかった筋トレに励みながら、プロで活躍できる選手を目指す。

 横浜FMへと進む4人とは、別の道を歩むことになった杉浦が、望むのは再び全員で同じピッチに立つことだ。「今後は対戦する機会もあるだろうし、また同じチームになる可能性もある。代表に入れば、また5人でプレーできるので、そこを目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。再び同じ場でプレーすることを目指してプロ生活をスタートする。

(取材・文 森田将義)
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