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外国人選手43名受け入れへ…Jヴィレッジを隔離施設「Jリーグバブル」として使用

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 Jリーグは22日、第4回臨時実行委員会を行い、新型コロナウイルスの影響で来日できていない外国籍の選手や監督、コーチについて、政府が徹底した防疫措置を条件に入国を認めたことを受け、福島県の「Jヴィレッジ」を選手を受け入れる隔離施設として使用することを決めた。

 Jリーグによると、対象となる外国人選手は最大43名。選手以外にも5クラブ計7名の監督、コーチが来日できていないが、Jヴィレッジ内の宿泊施設の部屋数などの関係もあり、監督、コーチに関しては完全隔離という条件の下、各クラブで管理することになった。

 今後、来日する外国人選手は入国時の検査で陰性を確認後、専用車でJヴィレッジまで移送。Jヴィレッジを「Jリーグバブル」とみなし、完全非公開の下、以下のような厳格な感染対策を徹底する。

・抗原定性検査を毎日実施
・3日目、7日目、10日目、14日目にPCR検査を実施
・3日目のPCR検査まではバブル施設内の自室で待機
・3日目のPCR検査で陰性確認後、4日目以降はグラウンドでの個別トレーニングが可能(他の選手との合同トレーニングは不可)
・14日目のPCR検査で陰性確認後、チームに合流

 Jヴィレッジ内に常駐するスタッフは2~3名、Jヴィレッジの外で対応するスタッフは5名程度を想定。バブル内での選手同士の接触はもちろん、選手と常駐スタッフ、施設内のスタッフと施設外のスタッフの物理的接触もなしという厳重な隔離体制を敷く。

 Jリーグの村井満チェアマンは「Jリーグバブルという形で、大きな風船の中に40人を超える選手を招き入れる。多大なるご尽力をいただいたJヴィレッジの皆様、地元行政関係の方々にこの場を借りて御礼を申し上げたい」と感謝を述べたうえで、「東京オリンピック・パラリンピックを控え、外国のアスリートを安全に迎える先例となるのかなと思う。Jリーグとして大きな責任があると思っている」と強い覚悟と決意を示した。

(取材・文 西山紘平)

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