クラブで見せているプレーを、日本代表でも出してほしい。U-24日本代表を率いる横内昭展監督は、26日のアルゼンチン戦で“普段通り”のプレーを見せてくれることを、選手たちに期待している。

　今回のメンバーは「各クラブでしっかりポジションを取った選手がほとんど」(横内監督)というように、多くの選手が自チームでポジションを確保して存在感を示している。だからこそ、その輝きを代表チームにも持ち込んでほしいと考えているようだ。

「代表活動が少なかったので、できるだけクラブで出ていて、そこで光っている選手を選んだ。一番、その特長を出せる形でやりたいと思っている」

　その言葉通り、代表チームでは主にシャドーの位置でプレーしてきたMF旗手怜央(川崎F)を左SBの位置に。「彼は今までそういうポジションをやっていなかったと思うが、今シーズン、そこで非常にチームへの貢献度が高いプレーをしている」と所属する川崎Fと同じポジションで起用して調整を進めている。

「彼も含めて、チームでやっているプレーを代表チームでもやってほしい」

　そして、Jリーグで大ブレイクを果たしたMF三笘薫(川崎F)にも言及。「川崎でやっているプレーをそのまま代表チームでも出してほしいと思う。Jリーグで対戦する相手と違ったタイプの選手と、今回は対峙すると思っているので、そういう相手に対して彼がどれくらい自分のプレーを出せるか、すごく楽しみです」と期待を寄せた。

(取材・文　折戸岳彦)