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松村&荒木が“同期”アベック弾!18歳須藤もプロデビュー! 若手躍動の鹿島がルヴァン3連勝

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FW松村優太が今季初ゴール

[4.20 ルヴァン杯A組第3節 鹿島3-0札幌 カシマ]

 ルヴァンカップは20日、グループAの第3節を行い、鹿島アントラーズ北海道コンサドーレ札幌を2-0で破った。FW松村優太、MF荒木遼太郎の高卒2年目コンビがそれぞれゴールを決めるなど、内容でも圧勝しグループステージ3連勝を達成。同じく2連勝中だった札幌は今大会初黒星となった。

 ホームの鹿島は大阪体育大から加入したルーキーのDF林尚輝がプロ初スタメン。2年目の松村、荒木、FW染野唯月が揃って先発に入った。一方の札幌は立正大在学中の特別指定選手MF田中宏武がスタメン入り。長期離脱から前節で復帰したMF荒野拓馬らが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりから鹿島が優勢。前半13分、DF広瀬陸斗のパスからFW染野唯月が右足で狙ったが、ボールはわずかに上に外れた。対する札幌は同30分、MF小野伸二の縦パスをFWジェイがワンタッチではたき、MF青木亮太がドリブルから狙うも、右足シュートは左ポストに弾かれた。

 そうして迎えた前半32分、思わぬ形から鹿島が試合を動かした。札幌が右サイドからバックパスで撤退を進めると、猛スピードで追いかけた松村がGK大谷幸輝までプレッシャーをかけ、トラップが乱れたところでボール奪取。勢いに乗ったままゴールに押し込み、今季公式戦初ゴールが貴重な先制点となった。

 さらに前半39分、鹿島はMF遠藤康のクロスを染野が落とし、ここで一度はMFブルーノ・フェルナンデスにクリアされたが、セカンドボールを拾った荒木が左足を一閃。まっすぐな弾丸シュートをゴール右隅に突き刺し、早くも2点リードとした。

 後半も鹿島の優勢は変わらず、同13分にはカウンターから抜け出した染野のクロスに途中出場のMF白崎凌兵がヘディングで惜しいシュート。そして19分、MF永木亮太のスルーパスに抜け出した松村がDFキム・ミンテに倒され、鹿島がPKを獲得した。キム・ミンテは一発レッドカードで退場となった。

 ところが後半21分、染野のPKは右ポストに当たってしまい失敗。松村、荒木の同期コンビに続きたいところだったが、揃い踏みとはならなかった。札幌は同23分、MF金子拓郎のクロスを受けたFWドウグラス・オリヴェイラが決定的なシュートを放つも、GKクォン・スンテのスーパーセーブに阻まれた。

 鹿島は後半33分、遠藤のFKを起点とした波状攻撃からエリア内でDF関川郁万が倒され、再びPKを獲得。これを白崎が決めて3点リードとした。同41分、鹿島は松村と広瀬を下げてMF三竿健斗とMF須藤直輝を投入。昌平高出身ルーキーの須藤はこれがプロデビューとなった。試合はそのままタイムアップ。頂上決戦を制した鹿島がグループ突破に大きく前進した。

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