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[MOM731]大阪体育大GK泉森涼太(4年)_全国導くPKストップ「俺が止めるから、気にするな」

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大阪体育大GK泉森涼太(4年)

[7.18 第50回関西学生サッカー選手権準々決勝 大阪体育大1-1(PK4-2)関西大 J-GREEN堺メインフィールド]

 まさに守護神の名を背負うにふさわしい。大阪体育大GK泉森涼太(4年=鹿児島城西高)は、圧巻のセーブでチームを全国大会へと導いた。

 この日はFW梅津倖風(2年=京都橘高)が中央でうまく落としたボールを、MF井上颯人(4年=滝川二高)が仕留め、大体大が前半44分に先手を取った。しかし、「DFが足をつってしまって交代せざるを得ず、攻撃でゴールに迫っていく状況が作れなかった」と福島充コーチが話したように、関西大の勢いに押し込まれる場面が徐々に多くなり、後半36分に同点とされてしまう。

 延長後半には縦パスに抜け出した関大FW沼田駿也(4年=摂津高)に、1対1の局面を作られるが、ここは泉森がビッグセーブ。「タイミングや間合いを自分の得意の形に持っていけた」と冷静な対応でピンチを防いだ。

 PK戦では、関大GK光藤諒也(4年=C大阪U-18)にセーブされて沈むDF熊谷太陽(3年=学校石川高)に駆け寄り、「俺が止めるから、気にするな」と声をかけたとおりに2本のシュートをストップ。「高校の時から練習しているし、PK戦は自信があった。勝てると思っていた」と言い切った。

 今季は勝ちきれない試合が続いていただけに、『関西選手権を無失点で優勝する』ことを目標としていた。それだけにこの日の失点には、「試合の中で隙が生まれてしまった。チームを引き締められなかった」と反省しきりだ。

 一つひとつのプレーに対するこだわり、意識の高さはフィールドプレイヤーを含めてチームで一番。そのサッカーに対する姿勢があるからこそ、仲間からの信頼も厚い。福島コーチは「泉森は、4年間で責任感とか集中力といった数値化できないものが伸びた」と評価する。

 リーグ戦では三連覇と安定した強さを誇る大体大だが、関西選手権のタイトルは2007年を最後に手にしていない。「関西を獲って、日本一を達成したい」と意気込む泉森は、「そのためにも、隙を作らないコーチングをやっていきたい」と自らに課題を課し、ぶらすことなく目指す場所へと進む。

(取材・文 蟹江恭代)

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