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家庭や学校でゲームがより身近に…ゲーミングPCが持つ可能性と「eスポーツ」の未来

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株式会社サードウェーブの森畑崇氏(左)とゲキサカeスポーツ所属のプロゲーマーMayageka

 サッカーゲーム「ウイニングイレブン」は、26年間親しまれてきた名称を変更し、最新作から「eFootball」として生まれ変わることが発表された。さらに最大の特徴として、PlayStation®シリーズといった据え置き型だけでなく、パソコンやモバイルなどすべてのデバイス同士での対戦が可能になるという。間違いなく競技人口が増えるこの試みに今、大きな期待が寄せられている。

 その中で特に脚光を浴びるのは、ゲーミングPCだ。据え置き型主体のゲーム環境から、家庭、学校にも幅広く導入しやすいPCでのプレーへ。ゲキサカは今回、ゲーミングPCブランド『GALLERIA(ガレリア)』シリーズを展開する株式会社サードウェーブの森畑崇氏、そしてゲキサカeスポーツ所属のプロゲーマーMayagekaにインタビュー。サードウェーブがウイイレの高校No.1プレイヤーを決定する「第1回全国高校eサッカー選手権大会 supported by PUMA」を協賛する理由、さらにはウイイレのPC事情、「eスポーツ」の未来について聞いた。


■高校年代最高峰のeサッカー大会が始まる



──8月24日に高校生を対象としたウイニングイレブンの全国大会「第1回全国高校eサッカー選手権」の決勝大会が開催されます。
Mayageka
「これまで高校生年代のプレイヤーが参加できる大会というのはほとんどなくて、どうしても高校生もオープンの部に参加して、いきなりプロの人たちと対戦しなきゃいけなかったんです。それがまず同じ年代のプレイヤーと対戦できるというのは、大会に慣れるという意味でもすごく大事なことだと思います。いきなりオープンの部に出場するとなると、どうしても委縮してしまったり、大人しか参加していないから怖くて出たくないなと思ったりしてしまいます。高校生年代のプレイヤーだけで行われる大会というのはものすごく意味があると思います」

──ご自身の高校時代を振り返ると、今の環境は想像できましたか。
Mayageka
「自分が高校生のときはオフラインでやるとしても、サッカー部の仲間と集まってやるくらいで、当時の自分からすると、想像もできない未来になっていますね。高校のときからeスポーツの大会があるというのはうらやましいですね。特にウイニングイレブンは、高校生でも真剣にプレーしている子が多いと思います。自分たちが高校生のときは、みんなで集まってワイワイやっているだけのものでしたが、今はプロ化も進んでいて、ウイニングイレブンのプロになりたい、ウイニングイレブンで生活していけるようになりたいという子も増えています。今度の大会は自分をアピールする場にもなると思うので、選手には頑張ってもらいたいですね」

──全国高校eサッカー選手権の対応機種はPlayStation®4ですが、サードウェーブが協賛することになった理由はなんだったのでしょうか。
森畑氏
「日本一の高校が決まるということを我々も応援したいと思いまして、今回協賛させていただくことになりました。大会の対象プラットフォームにPCは含まれていませんでしたが、ウイニングイレブンというタイトル自体はPC版も出ていることもあり、逆にPC版の魅力を伝えられる場になればと思いまして、協賛を決めさせていただきました」

──ウイニングイレブンというタイトルにも可能性を感じているということでしょうか。
森畑氏
「eスポーツの中でも、サッカーというのはリアルスポーツの人気と合わせて、もっともっと伸びしろがあるのかなと思っていますし、そこは我々としても期待している分野になります」

──今大会はサッカーメディアであるゲキサカが主催します。
Mayageka
「これまでメディアが大会を開くことはあまりなかったですよね。ウイニングイレブンというコミュニティーの中で、現状はどうしても大会の数が限られています。大会に出るためのハードルが高く、突然大きい大会に参加するというのは、気持ち的にも実力的にも難しいものがあります。今回のように出場選手も多くて、しっかり運営された大会というのは貴重で、ユーザー間でやっている小規模な大会では感じられない緊張感があります。決勝の舞台はオフラインになるので、オフラインでやるウイニングイレブンの楽しさも出場選手には感じてもらいたいですね」

森畑氏
「私もサッカーが大好きなんですが、高校生にとってゲキサカに名前が載るというのはものすごく嬉しいことだと思うんです。それがリアルスポーツとしてのサッカーであっても、eスポーツとしてのサッカーであっても、ゲキサカに名前が載って晴れ舞台に出場するというのはすごいことだと思います。そういう意味でも今回の大会は非常に良い場を用意していただけたと思いますし、いろいろなサッカーメディアがある中で、ゲキサカさんは本当に素晴らしい取り組みをされているなと思いました」

──決勝大会は24日に開催されます。どんな大会になってほしいですか。
森畑氏
「とにかく盛り上がってほしいというのが率直な気持ちですが、それだけでなく、他の高校生や中学生も含め、同年代の子供たちに注目してほしいなと思っています。中学生や小学生が大会を見て、eスポーツに力を入れている高校に行きたいと思うような大会になってほしいですね。出場する選手もそういった気持ちを持って、精一杯頑張ってほしいなと思います。第1回大会ですので、燃え尽きる気持ちでやってほしいです」

Mayageka
「選手にはここで勝って、その先につなげるという意識も持って参加してもらいたいですね。一つの大会で優勝することで、自分の人生が変わるきっかけになることもあります。何となく予選に出て勝ったから決勝大会に出るんだと思っている選手も、少し意識を変えてもらって、ここで勝ったら自分の人生が変わるかもしれない、eスポーツの世界でやっていけるかもしれないというくらいの気持ちで参加してほしいですね」

──大会に勝つことで、eスポーツプレイヤーとしての道は開けますか。
Mayageka
「高校生年代で一番強い選手になるということなので、国内では注目されると思います。ウイイレのプレイヤーは比較的年齢層が高いので、20歳未満のプレイヤーというだけでも価値はあります。いろいろなゲーミングチームも注目すると思うので、一つ勝つことで変わる可能性はありますね」

株式会社サードウェーブの森畑崇氏

■ゲーミングPCでゲームをすること



──ゲーミングPC「GALLERIA」の魅力を教えていただけますか。
森畑氏
「サードウェーブのゲーミングPCブランド『GALLERIA』は、大変有難いことに、非常に多くのプロプレイヤーやストリーマー、ユーザーさんに愛用されています。eスポーツの公式大会で、実際にゲームのハード機として使われるだけでなく、配信や映像制作など様々なシーンで利用されています。そういった意味での信頼性は非常に高いと思いますし、そこが一つのセールスポイントにもなりますね。ゲーミングPCというと、ゲームしかできないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そういったことはまったくなくて、ハイスペックなPCと思っていただいて結構です。ゲームも当然できますし、昨今はコロナ禍ですので、テレワークにも利用されています。リモート作業やオンライン会議、日常のパソコン業務でも多く活用できるのが魅力ですね」

──Mayagekaさんは実際に「GALLERIA」でウイイレをプレーしていましたが、違和感はありましたか。
Mayageka
「まったくないですね。違和感なくできたということが一番嬉しかったですし、驚きました。今、自分はPS4、PS5をメインにウイニングイレブンをやっていますが、次の作品が出たとき、そのままPCに移行してもすんなりできると思います。PC版の大会が行われることになっても、今、PS4を使っているプレイヤーがそのまま出場して問題ないクオリティーだと思います。本当にいつものウイニングイレブンをやっている感じがしましたね。違いがなかったです」

■デバイス間同士の新たな戦い…「eFootball」クロスプラットフォームの可能性



──ウイニングイレブンの新作は「eFootball」と名前が変わり、クロスプラットフォーム対戦が可能になります。
森畑氏
「端的に言えば、ユーザーが増えるだろうという期待を持っています。面白そうなのが、家族同士でも対戦できそうですよね。例えば、お父さんはパソコンから、息子さんは据え置き型から、あるいはアプリからなど、いろんなパターンができるようになります。プレーの仕方が広がるので、本当に楽しみですね」

──家庭や学校の部活動などで、ゲーミングPCを導入するメリットについてはいかがでしょうか。
森畑氏
「プログラミング教育もそうですが、パソコンでしかできないことはありますし、パソコンを使ったほうが効率的という部分も間違いなくあります。昨今では、パソコンが一番快適に操作できるゲームタイトルも増えてきています。パソコンが一台あれば、様々な生活面でも役に立ちます。今回のクロスプラットフォーム対応によって、スマートフォンしか持っていないから友達とウイイレで対戦できないという問題が一気に解決されます。ユーザーの裾野を広げるという意味で、非常に良い取り組みだと思いますし、我々も大歓迎ですね」

プロゲーマーのMayageka

──プレイヤー目線ではどう捉えていますか。
Mayageka
「自分もものすごく良いことだと思いますし、楽しみですね。一番は、プレー人口が間違いなく増えるということ。プレイヤーの数が多ければ多いほど、1位になったときの価値も上がりますし、クロスプラットフォームになることで、それが間違いなく実現します。自分は今、高校生に部活動でウイニングイレブンを教えているんですが、やはりPS4やPS5を学校に導入するというのは数にも限界があって、ゲーム以外のこともできるゲーミングPCであれば導入するハードルも低いと思うんですね。その中で若い子供たちがウイニングイレブンに触れる機会が生まれるというのは嬉しいですし、クロスプラットフォームがそのきっかけになるんじゃないかと思っています」

■全国高校eサッカー選手権の大きな可能性



──最後に、全国高校eサッカー選手権が今後、どんな大会になっていってほしいか。その期待を聞かせてください。
森畑氏
「より多くの高校生、ユーザーの方に参加してほしいですね。この大会が登竜門になって、次のステップとしてプロの道を目指すのも良いですし、大学生の大会もあります。この大会がそうした流れの中に入っていってほしいと思います。それから、リアルなサッカーとのシナジーというのがもっと生まれるようになればいいなと思っています。クラブや高校には伝統的なプレースタイルだったり、選手の特徴だったり、ファンならだれもがイメージする“カラー”みたいなものがあります。そういったものが高校のeスポーツシーンにも表れて、シナジー効果が生まれたら嬉しいですね。そこはゲキサカさんだからこそできる部分だと思いますし、全国高校eサッカー選手権がそうした伝統とともに組み込まれていったらいいなと期待しています」

Mayageka
「第1回大会ということで、勝てば初代チャンピオンになります。この先、二度と生まれない肩書きになりますし、もし高校1年生のプレイヤーが優勝したら、第2回、第3回と3連覇するチャンスも生まれます。どんな大会でも、第1回大会で優勝するというのは特別です。出場選手には是非、初代チャンピオンを目指して頑張ってほしいですね。プレー面で言うと、まだ高校生ということで、そこまで完成されていないところが逆に面白いなと思っています。今回、オンライン予選の試合映像を見たとき、プレーに荒い部分もあって、それが面白かったんです。プロの大会になると、みんなが同じチーム、フォーメーション、戦術に偏ることもあるんですが、高校生だとフォーメーションにも個性があります。そういうパスを出すのかとか、自分が見ていても面白い発見があるので、そういった個性を大事にしてほしいですね。素晴らしい大会になるように、出場選手には精一杯頑張ってもらいたいです」


ゲーミングPC GALLERIA(ガレリア)


■ゲーミングPC GALLERIA(ガレリア)
株式会社サードウェーブのゲーミングPCブランド『GALLERIA(ガレリア)』シリーズは最新のPCゲームを楽しみたい方の為に、どこまでも高性能を追求するハイスペックマシンのブランドです。ゲームを快適に楽しめる環境をご提供するため、製品のクオリティに徹底的にこだわり、開発から生産、アフターサービスまで、すべてのステージでそのこだわりを貫きます。GALLERIAは、最高峰のゲーム環境でプレイする素晴らしい体験を多くのお客さまにご提供し、遊ぶ楽しさ、繋がる歓びを創造していきます。

ブランドサイト:https://galleria.net/
販売ページ:https://www.dospara.co.jp/5gamepc/

【関連動画】前代未聞の変則マッチ!最強ゲーミングPCでウイイレ初対決


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※“PlayStation”は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの商標または登録商標です
※“e-サッカー”は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの登録商標です。株式会社コナミデジタルエンタテインメントの許諾を得てeサッカーを使用しています


●第1回全国高校eサッカー選手権大会

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