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鹿島は判定に納得いかず、サポーターも乱入!(鹿島vs広島)

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[3・1 ゼロックス・スーパーカップ 鹿島 2-2(PK3-4) 広島 国立競技場]

 ゼロックス・スーパーカップは計10枚の警告と3人の退場者が出る波乱の展開となった。4-3で広島が制したPK戦では、相手シュートを止めた鹿島GK曽ヶ端準(28)が、相手が蹴るよりも早く前へ動いたという判定を2回受けて蹴り直し。その2回をともに決めた広島が勝利を得た。
 これも含め試合通しての判定に納得がいかない鹿島イレブンは試合後、猛抗議。これに対し、家本主審は侮辱行為を行ったという理由でDF大岩剛(35)を一発退場、さらに異議を唱えたMF中後雅喜(25)、曽ヶ端に警告を提示した。この判定に対し、興奮した鹿島サポーターがピッチへ進入するなど、表彰式前の国立競技場は混乱した。
 鹿島にとっては後半35分に与えたPKも不可解なものだった。曽ヶ端は「厳しいですね。中後の足に(広島の)久保さんが引っかかって中後が倒れたら、青木がファウル取られた。久保さんも苦笑いしていた」。MF青木剛(25)は「コメントしようがない。何もしていないですからね。よく分からない」と呆れ顔。判定に対し一様に首を傾げていた。オズワルド・オリヴェイラ監督も「選手、関係者が努力しても(レフェリングによって)質の向上が出来なくなってしまうことがありうるということ。(日本のレフェリングに対して)建設的な議論をして進めてもらいたい」と提言していた。

(取材・文 吉田太郎)

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