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横浜FM、湘南に大苦戦も勝ち切った! 前田大然が得点ランク首位17点目、仲川アシストから“超速”決勝弾

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[10.1 J1第31節 湘南0-1横浜FM レモンS]

 J1リーグは1日、第31節を行い、湘南ベルマーレ横浜F・マリノスが対戦した。立ち上がりは湘南が一方的に主導権を握ったが、後半20分に両チームが講じた交代策で戦況が一変。直後に途中出場FW仲川輝人のアシストからFW前田大然が決勝点を決め、横浜FMが1-0で勝利した。残り7試合、首位川崎Fとの勝ち点差は9に戻った。

 逆転優勝に向けて勝利が必要な横浜FMだが、序盤の主導権を握ったのは残留を争う湘南だった。高い位置で横浜FMのビルドアップを封鎖し、鋭い縦への突破でチャンスを次々につくると、前半30分にはカウンターからFWウェリントンがスルーパスを送り、古巣対戦となったFW町野修斗がフリーで抜け出した。

 ところがゴール前での1対1はGK高丘陽平がスーパーセーブ。DFチアゴ・マルチンスとDF岩田智輝がオフサイドを取り切れず致命的なピンチを招いた横浜FMだったが、守護神の活躍に救われた。湘南は前半37分にもDF畑大雅のクロスからMF茨田陽生がボレーで狙うも、うまくミートせず枠外。優勢の前半をスコアレスで終えた。

 すると後半も湘南が優位を保ったが、20分の選手交代で戦況が動いた。湘南はMF山田直輝と町野に代えてMF池田昌生とFW大橋祐紀を投入。横浜FMはFWエウベル、FWレオ・セアラ、MF天野純を下げてFW仲川輝人、FW杉本健勇、MFマルコス・ジュニオールを入れると、すぐに均衡が破られた。

 後半21分、横浜FMは仲川を起点に右サイドを攻め込み、DF小池龍太とMF喜田拓也がつなぎ、相手に当たったボールが縦方向に流れると、猛スピードで追った仲川が再奪取。ドリブルでゴールライン際までえぐって中央に折り返し、鋭いスプリントでゴール前に飛び込んできた前田が押し込んだ。得点ランキングトップを走る前田はこれで今季17ゴール目となった。

 さらに横浜FMは後半30分、前田と仲川のハイプレスが湘南GK谷晃生に襲いかかり、高い位置でボールを奪取。だが、仲川のシュートは惜しくも外れ追加点とはならなかった。対する湘南も同34分、途中出場のMF古林将太のクロスからウェリントンが強烈なヘッド。しかし、これも高丘のスーパーセーブに阻まれ、いずれも決定機を逸した。

 試合はそのままタイムアップ。2位の横浜FMが逆転優勝にわずかな望みをつないだ。一方、序盤は一方的に試合を支配した湘南は、苦しい黒星で降格圏との勝ち点差1。今節で17位徳島がサガン鳥栖に勝利すると、降格圏に転落する。

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