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中村決勝弾!川崎Fが逆転で3連勝(川崎Fvs鹿島)

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[5・3 J1第10節 川崎F 3-2 鹿島 等々力]

 2連勝で7位へ順位を上げた川崎フロンターレがホームに3位・鹿島アントラーズを迎えた一戦は、川崎FがMF中村憲剛の決勝ゴールで3-2で勝った。
 前節出場停止だったMF森勇介が復帰し、ホームで劇的な逆転勝ちを収めた柏戦(4月26日)と同じ先発メンバーとなった川崎F。布陣は3-5-2でGKは川島永嗣。3バックは右から井川祐輔、寺田周平、伊藤宏樹。中盤の底に中村と新人MFの菊地光将が並び、トップ下には谷口博之。両ワイドのMFは右が森で左が山岸智、2トップは鄭大世とジュニーニョが先発した。
 一方、公式戦で5試合白星のない鹿島は左SBに新井場徹が4試合ぶりに先発復帰。伊野波雅彦、岩政大樹、大岩剛とともに最終ラインに構えた。中盤は青木剛と小笠原満男のダブルボランチで攻撃的MFは2試合ぶりに先発復帰のダニーロと本山雅志のコンビ。得点ランキング首位のマルキーニョスと田代有三の2トップでスタートした。

 先制点を奪ったのは勝って上昇気流に乗りたい鹿島だった。前半13分、右サイドのダニーロからのラストパスをマルキーニョスが豪快な右足ボレーでゴールへと突き刺す。エースの2試合連発、今季8得点目となるゴールで先制した鹿島だが、直後にマルキーニョスが負傷退場。これで序盤から積極的にシュートへと持ち込んでいた川崎Fに試合の流れが傾く。
 21分には中村のスルーパスで抜け出した鄭がGKと1対1のチャンス。この決定機は鄭のシュートがクロスバーをたたき、ゴールとならなかったが25分、川崎Fは左スローインを鄭がDF2人に囲まれながらもPAへ走りこんだ谷口へはたく。フリーでボールを受けた谷口が左足を振りぬくとボールはGKの手を弾きゴールへと吸い込まれた。
 アドバンテージを失った鹿島はマルキーニョス交代後、前線でタメを作れず攻撃を展開できない。それでも33分だ。カウンターで青木がハーフエーライン付近からドリブルで独走。ゴールまで約30mの位置から放ったミドルシュートがゴール右隅へと突き刺さり、再びリードを奪って前半を折り返した。

 川崎Fは前半シュート10本を放ちながら3本の鹿島にリードを許す展開。後半1分には森の右クロスを鄭が落とし、ジュニーニョがゴール至近距離から右足シュートを放ち、その直後には森の右クロスに鄭が惜しい形で飛び込む。優勢に試合を進めながら得点できなかったが、それでも過去等々力での鹿島戦4連勝中の相性の良さか、ここから試合をひっくり返した。
 11分、カウンターからジュニーニョがドリブルで持ち上がり、中村が左サイドの山岸へ展開。山岸が1トラップから中央へ折り返すと走りこんだ鄭が左足ダイレクトでニアサイドを破り、同点に追いついた。大興奮の川崎Fスタンド。さらにその1分後に興奮が絶頂に達する。12分、再び左サイドを駆け上がった山岸のクロスをファーサイドの中村が頭でゴール左隅へ押し込み、3-2。逆転に成功した。
 鹿島は同14分にMF野沢拓也を投入。33分にはFW佐々木竜太もピッチへ送り出し同点を目指す。だが、前線へのボールが川崎Fの3バックに跳ね返され、中盤でも厳しいプレッシャーにあうなど、アタッキングエリアで前を向くことができない。26分にショートパスの連続から田代がシュートを放つなどチャンスはつくったが、1点が重く敗戦。これで公式戦6試合勝ち星なしとなった。一方、3連勝の川崎Fは5位へ浮上した。
 
(取材・文 吉田太郎)

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