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唯一の現役Jリーガー曽ヶ端がWORLD STARSを“完封”

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[6.7 +1 FOOTBALL MATCH JAPAN STARS 2-2 WORLD STARS 日産ス]

 現役Jリーガーでは鹿島アントラーズのGK曽ヶ端準がJAPAN STARSの一員として唯一出場、J屈指の守護神がWORLD STARSの前に立ちはだかった。1-0とリードした前半39分からピッチに立った曽ヶ端は直後にPKのピンチを迎えたが、キッカーの相手MFエドガー・ダービッツがゴール右へ外し失敗。「やられたくない(失点したくない)という気持ちが強かった」という守護神の念が通じたか、最大のピンチを乗り越えると、後半4分にFWイルハン・マンスズの決定的なシュートをストップするなど同18分までの計24分間を無失点に抑えた。

 安定したプレーを見せた曽ヶ端だが、ピッチに入る前は普段経験することのない途中投入に緊張していたという。「下(川)さんが抑えてたし、(交代は)得点の直後。このタイミングで入らないといけないのか、と思った。緊張しましたね」。そしてオランダ代表MFセードルフらスター軍団にゴールを襲われたが、ゴールネットを揺らされることはなく、試合を締めた。「気持ちよかった。取られなくてよかった」と曽ヶ端。出場の打診があった際に「クラブでの練習を優先してよければ」ということを伝え、公式練習が行われた前日も鹿島で午前と午後にトレーニングをしていたという。だが、曽ヶ端はぶっつけ本番ながらもJリーガーとしての実力を相手に知らしめ、世界を“完封”した。

(取材・文 吉田太郎)

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