埼玉県警浦和東署は22日、21日の浦和レッズ対川崎フロンターレ戦で浦和が負けたことに腹を立て、ペットボトルを川崎Fのサポーター2人にぶつけたとして、暴行容疑で埼玉県朝霞市在住の無職男性(21)を逮捕した。
　スポーツニッポンによると、同署の調べでは容疑者は試合終了直後の午後7時50分ごろ、水の入った500mlのペットボトル4本をスタンド2階から1階の川崎F応援席に投げ付け、男性会社員(37)と女性派遣社員(33)の腕などにぶつけた疑い。2人にケガはなかった。
　容疑者は「レッズが負けてイライラしていた」と供述しているという。
　クラブ側は、このサポーターを無期限入場禁止処分とし、近く報告書をJリーグに提出することを明らかにしている。
　埼玉スタジアムでは5月にも浦和とG大阪のサポーターが小競り合いとなって1人がケガを負い、警察庁がJリーグに再発防止を要請したばかりだった。

(文　西山紘平)