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首位・鹿島が8連勝、興梠「圧勝で勝てた」

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[7.1 J1第10節 名古屋0-3鹿島 瑞穂陸]

 首位を独走する鹿島アントラーズが力の差を見せつけ、名古屋グランパスに3-0で圧勝した。鹿島は8連勝。一方の名古屋は4連敗となった。

 前半22分、MF本山雅志がFWマルキーニョスとの鮮やかなワンツーでPA内に切れ込むと、ゴール前でフリーのFW興梠慎三に丁寧な横パス。興梠は楽々と右足で押し込み、先制点を奪った。

 圧巻は前半43分の2点目だ。左サイドからDFパク・チュホが中央に折り返したボールを本山と興梠が連続スルー。マルキーニョスもボールに触らずにボールが流れると、後方から走り込んだMF野沢拓也がきれいなトラップで前に運び、素早く左足を振り切り、ゴールに流し込んだ。

 2-0で折り返した後半8分には本山のシュートがゴール前の興梠に当たった跳ね返りをマルキーニョスが右足ダイレクトで叩き、3-0と試合を決定付けた。

 興梠は試合後のインタビューで「いつも1点差とか、厳しい戦いだけど、きょうは圧勝で勝てたんじゃないかと思う」と自画自賛。自身の1点目については「僕のゴールじゃなくて、その前のパス回しをほめた方がいいと思う」とチームメイトを称えた。

 これでリーグ戦8連勝。2位の川崎Fとの勝ち点差は8で、完全に独走状態に入った。次節5日はその川崎Fとの直接対決。前人未踏のリーグ3連覇へ、興梠は「もっと(勝ち点)差を広げられるように頑張りたい」と抱負を語っていた。

(文 西山紘平)

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