[7.4 J1第16節 柏0-4新潟 柏]

　J1第16節は4日、各地で6試合を行い、日立柏サッカー場では柏レイソルとアルビレックス新潟が対戦。新潟は前半7分にオウンゴールで先制すると、前半ロスタイムにMFマルシオ・リシャルデス、後半2分、同ロスタイムにFWペドロ・ジュニオールのゴールでリードを広げ、4-0で快勝した。
以下、試合後の選手コメント

<柏>
●FW菅沼実
「1チャンスはあった。そこを決めていれば。まだまだ甘い。悔しいです」
―サポーターからブーイングがあったが?
「そう思われてもしようがない。次に向かってやるしかない」

●MF杉山浩太
「個人的にもチーム全体的にも上げていかないと。点差ほど悪い感じはしなかった」
―ブーイングが飛んだが?
「そういう試合をホームでやってしまったのは残念。プレスの仕方を変えたけど、きょうの試合で判断するのは難しい。勝ててないチームはこんなもの。ふがいなさ、力不足を感じている。これで終わったと思うわけにはいかない」

●GK菅野孝憲
「弱さが出た試合。失点してもへこむ必要はない。シーズン前は勝ち点55を目標にしてたけど、残留を目標に切り替えないといけない。今置かれている状況を認識して、それをどう打開するか考えないと。1失点してへこんでいるようだと終わり。このままだと終わってしまう。いつも失点してから勢い付く。得るものの少なかった試合」

<新潟>
●FWペドロ・ジュニオール
―3点目のゴールは?
「ボールを奪ったときにチャンスだと思って、自分でドリブルでボールを運んだ。あのゴールがチームに落ち着きを与えたと思う。守備を固めたチームから崩して点を取るのは難しい。カウンターがチャンスになるし、前を見たとき、DFが2人しかいなかった。2人しかいないなら自分で行こうと」
―PKは?
「GKの動きがよく見えたので、逆に蹴るだけだった」

●FW矢野貴章
「本当は点を取りたかったけど、残念。でも勝ってよかった」
―チーム残留を決めて初めての試合だったが?
「いつもと変わらないけど、サポーターも応援もあって、自分はここでやろうと決めたところもある。プレーでまた示していこうというか、頑張るしかないと思って残った」
―チームは4得点だったが?
「時間帯もよかったし、2点で満足せず、3点目を取りに行ったのがよかった。アウェーで大差で勝ったのは大きい。去年まではなかなかなかったし、去年とは違う部分だと思う」
―優勝争いは意識している?
「そういう感じじゃない。そういうことを言える立場じゃないし、目の前の1試合1試合を勝つことで、そういうのも見えてくると思うし、目の前の試合に集中するだけ」

●DF永田充
「気分のいい試合。後ろで回しながら勝負のパスを入れられるようになっている。回しているだけじゃないし、常に狙っている。後ろから見ていても安心感がある。安定してきたと思う」
―4得点は開幕戦以来だが?
「あのときは勢いで入った感じだった。ペドロがひとりで持って行ってというのもあったけど、今は全体で戦いながら取れている」
―無失点だったが?
「価値があるし、自信につながる。次は川崎F戦だし、大事な試合。ああいう攻撃陣とやるのは楽しみだし、早くやりたい」

●GK北野貴之
「点差は開いたけど、厳しい試合だった。余裕があるように見えたかもしれないけど、1失点したらズルズル行ってもおかしくない展開だった。ゼロに終わってよかった。個人的には前半最後の菅沼のシュートを止めたのが印象に残っている」

(取材・文　西山紘平)