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鹿島、Jタイ記録達成も反省アリ

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[7.18 J1第18節 清水 2-2 鹿島 アウスタ]

 6位の清水エスパルスと対戦した首位・鹿島アントラーズは前半26分、PA手前で清水DF岩下敬輔からボールを奪い取ったMF野沢拓也が左足で沈めて先制。さらに43分には岩下の横パスをカットしたFWマルキーニョスが相手DFを外して左足シュートをねじ込んだ。

 2点を先取した鹿島だったが、前半ロスタイムにFWヨンセンの右クロスから日本代表FW岡崎慎司に追撃のヘディングシュートを決められると、後半8分にも右SB市川大祐の右クロスをヨンセンに頭で決められて同点。結局、相手に自らの3倍のシュート15本を放たれた。だがGK曽ヶ端準やCB中田浩二の冷静な守備などで勝ち越し点を与えず、2-2で引き分け。連続不敗記録をJリーグタイ記録の16へ伸ばした。
 だが、鹿島によると、オズワルド・オリヴェイラ監督は試合後の会見で「勝点3取れるチャンスを自ら失ったことは残念。鹿島は完璧なチームと言われるが、そんなチームは存在しない。毎試合、反省点や修正点があるし、今日もそれはある。失点も守備陣だけの責任ではなく、今日はチーム全体の意思統一が出来なかった時間帯があった」と厳しく指摘。タイ記録達成にも喜びはなかった。

 なお、鹿島は25日、Jリーグ新記録の17戦連続不敗をかけてホーム・カシマスタジアムで柏と戦う。

(文 吉田太郎)

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