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U-17代表、宇佐美2得点でレアルに2-2ドロー(PKは敗戦)

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 9日、U-17日本代表が参加している「第10回ビジャレアル国際ユース」(ビジャレアル/スペイン)のR・マドリー(スペイン)対U-17代表の試合が行われた。
 試合は2-2ドローとなったが、その後(勝ち点、得失点などで並んだ際に順位を決定づけるため)大会規定で行われたPK戦で敗れ、日本は実質2連敗となった。

<出場メンバー>
GK
嘉味田隼(神戸ユース)
DF
内田達也(G大阪ユース)
廣木雄磨(F東京U-18)
高野光司(東京Vユース)
松原健(大分U-18)
MF
鮫島晃太(鹿児島城西高)
→HT 岡本拓也(浦和ユース)
高木善朗(東京Vユース)
堀米勇輝(甲府ユース)
→後22分 柴原誠(清水ユース)
柴崎岳(青森山田高)
FW
宇佐美貴史(G大阪)
杉本健勇(C大阪U-18)
→後15分 宮市亮(中京大中京高)

 初日にACミランに敗れているため、順位決定戦を少しでも上位で戦いたい日本は前半から高木、杉本、宇佐美を中心にR・マドリーゴールに迫ろうとするが、逆に技術に上回るR・マドリーに勢いを削がれてしまい、なかなかゴールエリアに入り込めない展開が続いた。先に何度かピンチを迎えるものの、これはGK嘉味田が再三の好セーブで切り抜ける。

 我慢の展開が続くかと思われた日本だったが、13分、宇佐美がFKを直接叩き込み、先制に成功した。思わぬ失点で動揺したのか、ここからR・マドリーのプレーが雑になっていき、日本も度々高い位置でボール奪取に成功するなど、主導権を握りつつあったなかで迎えたハーフタイム、池内豊監督は鮫島に代えて岡本を投入。

 後半立ち上がりも日本にチャンスが訪れる。2分、左サイドの高木から逆サイドの堀米に送られたパスを中央の宇佐美にダイレクトで返して完全にR・マドリーDF陣を翻弄。最後はパスを受けた宇佐美が冷静にゴールを決め、2-0とリードを広げた。

 R・マドリーユースの選手が冷静さを欠いて無用なファールをするようになり、そのまま流せば勝手に自滅していくところだったが、ここから日本も相手の流れに乗ってしまう。後半17分にゴール前で与えたFKをサラビアに直接決められ、1点差に。直後の20分には左サイドを完全に崩され、ルーカス・バスケスのゴールで同点に追いつかれてしまった。

 試合終了間際にはCKからのゴールエリア内にこぼれたボールを内田がフリーでシュートを放が、ボールはバーの上を越えてしまう。試合はそのまま2-2で終了。
 日本は記録上はドローで勝ち点1を獲得したが、その後大会規定により行われたPK戦では敗れている。

 この日のもう1試合ミラン対セルティックは0-0。この結果、日本は2戦を終えて(記録上)1分1敗の勝ち点1でグループ最下位になった(B組はミラン勝ち点4、セルティック勝ち点2,R・マドリー勝ち点2)。
 なお、A組では全チームが勝ち点3で並んでいるが、1位からリバプール、ビジャレアル、アヤックス、ガンバ大阪となっている。

 明日、U-17代表は大会3日目でセルティックと対戦する。

<写真>この日2得点の宇佐美。エースの役目を全うしたが勝利を引き寄せることはできなかった

▼この試合のPhotoNEWS
堀米、内田、高野、柴原
柴崎、杉本、高木、嘉味田
宮市、松原、鮫島、廣木


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