アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトで、アジアカップ2011予選登録メンバーリストが掲載されているとインターネットの掲示板サイトで話題になっている。AFC公式サイトに登録されている日本代表「候補」は背番号1～75(70.72は欠番)の73人。
　岡田ジャパン未招集組を見ると、ベテラン勢ではG大阪の明神智和や柳沢敦(京都)、そのほか浦和のエスクデロ・セルヒオや新人ながら出場を重ねている米本拓司(FC東京)、また大学生で唯一、山村和也(流経大)らの名前が掲載されている。一方で10月3連戦で初招集を受けた清水GK山本海人の名前はなかった。

　アジア杯予選は今年1月20日のイエメン戦(2-1)、同28日のバーレーン戦(0-1)とすでに2試合が終了。この2試合に出場した選手の背番号は今回のAFCのリストと一致しており、若い背番号の選手は1月の時点で岡田監督が招集した選手、あるいは招集を検討した選手とみられる。

　57番のMF本田圭佑(VVV)までは1月の試合で招集されており、61番のMF山田直輝(浦和)が今シーズン開幕後に台頭したことを考えると、おそらく60番前後から先の背番号の選手が、今月8日に迫った香港との第3戦を前に追加した選手、あるいは追加を検討した選手と思われる。(山本海の名前がないのは、その後さらに追加したのか、AFC側の不備なのかは不明)

　アジア杯予選は来年3月3日のバーレーン戦まで続く長丁場の戦いのため、今後、新たに追加したい選手が出てくれば、さらに大きな番号で登録されていくはずだ。

　以下がAFCサイトに掲載されたリストと背番号。ただし日本サッカー協会からは正式にアナウンスはなく、日本協会から送られたリストなのかAFC側によるものかは明らかになってはいない。

GK
1　川口能活(磐田)
18　楢崎正剛(名古屋)
23　川島永嗣(川崎)
26　都築龍太(浦和)
35　西川周作(大分)
40　榎本哲也(横浜FM)
56　菅野孝憲(柏)
DF　
2　寺田周平(川崎)
3　駒野友一(磐田)
4　田中マルクス闘莉王(浦和)
20　内田篤人(鹿島)
21　安田理大(G大阪)
22　中澤佑二(横浜FM)
24　高木和道(G大阪)
25　長友佑都(F東京)
28　山口智(G大阪)
31　新井場徹(鹿島)
32　水本裕貴(京都)
36　徳永悠平(F東京)
37　栗原勇蔵(横浜FM)
42　森重真人(大分)
47　石櫃洋祐(神戸)
48　吉田麻也(名古屋)
62　岩政大樹(鹿島)
66　岩下敬輔(清水)
68　菊地光将(川崎)
69　槙野智章(広島)
73　村松大輔(湘南)
75　山村和也(流通経済大)
MF
5　稲本潤一(レンヌ)
6　阿部勇樹(浦和)
7　遠藤保仁(G大阪)
8　松井大輔(グルノーブル
10　中村俊輔(エスパニョール)
14　中村憲剛(川崎)
15　今野泰幸(F東京)
17　長谷部誠(ボルフスブルク)
29　香川真司(C大阪)
30　橋本英郎(G大阪)
34　青木剛(鹿島)
38　羽生直剛(F東京)
41　阿部翔平(名古屋)
43　工藤浩平(千葉)
45　金崎夢生(大分)
50　田中英雄(神戸)
51　谷口博之(川崎)
52　梶山陽平(F東京)
53　関口訓充(仙台)
54　狩野健太(横浜FM)
55　乾貴士(C大阪)
57　本田圭佑(VVV)
58　水野晃樹(セルティック)
61　山田直輝(浦和)
63　石川直宏(F東京)
64　明神智和(G大阪)
65　米本拓司(F東京)
71　佐々木勇人(G大阪)
FW
9　田中達也(浦和)
11　玉田圭司(名古屋)
12　巻誠一郎(千葉)
13　柳沢敦(京都)
16　大久保嘉人(神戸)
19　興梠慎三(鹿島)
27　佐藤寿人(広島)
33　岡崎慎司(清水)
39　矢野貴章(新潟)
44　柏木陽介(広島)
46　矢島卓郎(川崎)
49　中後雅喜(千葉)
59　森本貴幸(カターニア)
60　前田遼一(磐田)
67　エスクデロ・セルヒオ(浦和)
74　石原直樹(大宮)

なお、明神や米本、エスクデロらはいずれも『FOOTBALL NIPPON VOL.18』の企画「南アフリカに連れて行ってほしい　うちのクラブのイチ押し選手」で上位にランクインしている。