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鹿島vs川崎F 試合後の選手コメント

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[10.7 J1第25節 鹿島 2-3 川崎F カシマ]
 
 大雨によるコンディション不良により試合中止となった9月12日のJ1第25節、鹿島アントラーズ川崎フロンターレ戦(カシマ)が7日、中止した後半29分1秒から再開され、中止時に3-1でリードしていた川崎Fが3-2で逃げ切った。
以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●MF中村憲剛
「これでやっと終わった。みんなモヤモヤしていたと思う。勝って終わってよかった。向こうは負けているから失うものが何もない。きょうは結果が全てだと思う。これから、とにかくみんなひとつになって勝っていけばいいと思う」
―16分間の試合の感想は?
「あっという間だった。最後は長かったけど」
―1000人が駆けつけたサポーターに向けては?
「感謝。彼らなくしてきょうの勝利はない。来てくれた人に勝利で報いることができてよかった」
―今回の中止、再開試合についてはどのような感想か?
「決定はしょうがない。何を言っても問題になるかもしれないけど(編集部注じっくり考えたあと)このようなことがないほうが、これからの日本のためにはいいと思う」
―再開直後の失点については?
「あっけにとられた。でも、これ以上失点しないようにと切り替えられた。やる前からこういう展開になることは分かっていた。(ゴールは)鹿島は練習でもあんなにうまくいっているはずがないでしょう(苦笑)? クロスバーに当たったり、シュートがわずかに外れたのは、みんなが身体をぶつけたことで外させたのだと思う。去年と一昨年のチャンピオンがあれだけ攻撃してきた中で、勝てたことは大きい」

●GK川島永嗣
「立ち上がり集中していこうと言っていた。難しい試合だったけど勝ててよかった。これから勝ち点を加えていけるようにやっていきたい」

●FW鄭大世
「向こうは16分間の試合で120%出してきた。こういう試合は本当に難しい。この16分間はキツイ。(失点は)あそこで食らったら分からないと思っていたけど、あれで向こうを勢いづけてしまった。あれで相手に力を与えてしまった。ただ、勝ったことで、きょうで切り替えられる。残り6試合全力で戦っていきたい」


<鹿島>
●DF岩政大樹
「1点入ればいけると思っていた。2点目が入ってから相手がかなり悔しがっていたので、あとは時間の問題だと思った。勝ち点はゼロだったが、新潟戦の後もサポーターがいい雰囲気で応援してくれていた。これからもまずは信じるということ、やりきるということ、そして(サポーターには)結果を見てほしい。チームのアグレッシブさも出てきたし、そういうものが見えた。そういう感覚が残っていけばいい。いい傾向かなと思う」
―サポーターの拍手については?
「これで優勝できれば。きっかけになったといえると思う。連勝したい」

●MF青木剛
「僕たちは同点、そして逆転ということを狙っていたので、結果、勝ち点3を失ったことが悔しい。これでフロンターレも勝ち点49。上のほうは勝ち点差があってないようなものなので、最後にいい形で終われるようにやるだけです。今日の試合で得たものというより、僕らは真剣に勝ち点3を狙い、それを信じる気持ちを最後まで持ち続けてプレーした。みんながそこに向かっていけていたと思う。もう終わってしまったので、残り6試合という現実に向かっていきたい」

●DF内田篤人
「早く点を取れればわからないと思っていたけど、あんなに早く点が取れるとは思っていなかった。でも、これを逆転できたら勢いづく、勝っていない状況を巻き返せるチャンスだったし、監督もそう言っていたので、それは残念。でもロッカーの雰囲気も今日は明るかった。あきらめずにやればこういう風にできるということも表現できたしね。あと6試合ある。変わらず頑張ります」

●FW田代有三
「最初のワンプレーで点が入ったので、そこまでは良かった。フロンターレも動揺していた。試合の入り方がみんな気持ちが入っていた。でも、同点に追いつけるチャンスが自分にもあったので、そこで決めていればと思う。普段の試合とは入り方が全然違ったし、終わってしまえば本当に早かった。今日は強い気持ちをみんなが出せたと思う。次の試合に負けたら優勝争いから少し落ちるのは間違いない。残りの試合、本当に負けられない」

(取材・文 矢内由美子、吉田太郎)

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