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新布陣も機能せず、鹿島は引き分けでなんとか連敗止める

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[10.17 J1第29節 磐田0-0鹿島 ヤマハ]

 5連敗中の鹿島アントラーズは連敗を引き分けで止めるのが精一杯だった。独走状態から一転、混沌とする優勝争い。自分たちの失速がその原因となっている鹿島は、これまでほぼ固定してきた先発に手を加えた。

 ボランチのMF小笠原満男を2列目に起用し、MF中田浩二がボランチへ。FW興梠慎三が出場停止ということもあり、FW大迫勇也がFWマルキーニョスと2トップを組んだ。

 しかし、試合のペースを握ったのはホームの磐田。GK曽ヶ端準の好セーブがなければ、負けていてもおかしくない展開だった。

 鹿島の公式サイトによると、オリヴェイラ監督は「小笠原のポジションを上げたのは、これまでの小笠原がボランチながら見せていた攻撃的なプレーの利点を生かしたかったから。ボランチに入った中田は、ビルドアップもできるし、安定性もある。新しい布陣でいきなり全てが機能するとは思っていないし、これからまた微調整をしていきたい」とコメント。「今日負けなかったことで何かを得られたと思うし、それを選手が感じてくれていればいいと思う」と強がったが、王者の迷走は止まりそうにない。

(文 西山紘平)

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