beacon

ゼロックス杯前夜、両チームが早くも火花

このエントリーをはてなブックマークに追加

 2010Jリーグキックオフカンファレンスが26日、都内のホテルで行われ、シーズンのオープニングゲームとなる27日の富士ゼロックススーパー杯(国立)を前に、史上初のJリーグ3連覇を達成した鹿島アントラーズ、天皇杯連覇のガンバ大阪の両監督、選手が意気込みを語った。

 昨年と同一カードとなったJリーグを代表するビッグクラブ同士の対戦。鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督は「高いレベルの2チームによる素晴らしい試合になるのは確信していい。スペクタクルあふれる魅力満載の試合になると思う」と語った。

 横に並んだG大阪の西野朗監督は「監督の輝くオーラが一番怖い。最初から威圧されて、それに圧倒されているところがある。自分自身がそのオーラに負けないようにピッチに立つことが大事」と敵将を最大限にリスペクトしていた。さらに同じ壇上に立ったMF小笠原満男について「40番をどう試合から消すか、しっかり対策を立てないといけない。それは毎回考えていることだが、ここにいる2人をどう攻略するかが鹿島を攻略するポイント」と力説した。

 昨年の対戦では鹿島が3-0で勝利と、思わぬ大差がついた。GK藤ヶ谷陽介は「昨年の試合は0-3の完敗だった。今年はぜひ勝って、タイトルを獲ってシーズンに入りたい」とリベンジを誓う。報道陣から予想スコアを聞かれると、「僕はGKなので、無失点に抑えることを目標にしたい。僕が0点に抑えれば、負けることはない」と完封宣言。一方、昨年の大会はケガで欠場した小笠原は「去年、自分が出ないで3-0だったので、それ以上取れればいいなと思う。でも、そんな簡単な相手じゃないので、まずしっかり勝てれば」と語り、早くも火花を散らしていた。

<写真>富士ゼロックススーパー杯を前にがっちり握手する鹿島のMF小笠原満男(左)とG大阪のGK藤ヶ谷陽介

(取材・文 西山紘平)

TOP