2010年の大学サッカー界注目選手インタビュー。第2回は関東チャンピオン、流通経済大のDF山村和也選手(新3年=国見高)だ。1月のアジア杯予選イエメン戦に大学生としては18年ぶりに日本代表選出された。的確なカバーリングなど守備センスの高さだけでなく、得点力も備える万能型DF。関係者が「10年に1人の逸材」と評する山村の今年の目標とは?


―デンソーカップチャレンジについて(山村の関東Aは史上初の最下位)。
「全然ダメ。納得がいかない大会だった。気持ちの問題も大きいと思う。相手チームの、関東Aというチームに対する気持ちのほうが強くて、受け身になってしまった部分があったのかもしれない。ただ普通に崩されてドリブルから失点をくらうというシーンもあったから、単純に力不足の面もあったと思う」

―2010年、自分のどのような部分に注目してもらいたいか?
「流経大の特徴でもあるポゼッションの部分に注目してほしい。あとはヘディング。今年は、高さの部分をもう少しがんばっていきたい」

―2010年、有言実行できる目標。
「まずはインカレ優勝。それと2012年ロンドン五輪のチームが始動したら、常時そのメンバーの中に入ることが目標です」

―日本代表としてイエメン戦を戦ったことで変わったことは?
「代表に選ばれることで、フィールドの中だけではない、まわりからのプレッシャーというものを強く感じた。みんなに見られているということを意識して、常に選抜や代表のメンバーに入れるようにしなければ、と思った」

(取材・文　飯嶋玲子)

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▽過去のインタビュー
第1回:福岡大FW永井謙佑