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原口PK失敗、U-19代表候補が清水に敗れる

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[4.21 練習試合 U-19日本代表候補 0-2 清水]

 今秋のAFC U-19選手権を目指すU-19日本代表候補は、静岡合宿最終日の21日、清水エスパルスと30分×3本の練習試合を行い0-2で敗れた。
 
 1本目、U-19代表候補は約1年ぶりの代表参加となるFW原口元気(浦和)と、ルーキーながらFC東京で頭角を現しているFW重松健太郎が2トップを形成。プロとして経験をつんでいる彼らを軸に、立ち上がりから攻勢に出ると、開始早々の2分にPKを獲得する。

 ただし、キッカーの原口は痛恨の失敗。先制の絶好のチャンスをフイにしたことで、流れは徐々に清水の下へ傾いていった。清水はヨンセン原一樹藤本淳吾の3トップが容赦なくU-19代表候補に襲い掛かり、19分にはその3人に綺麗にパスをつなぎ、藤本のラストパスからMF小野伸二に決定的なシュートを放った。

 U-19代表候補は原口、重松、MF高木俊幸(東京V)らがバイタルエリアで果敢に仕掛け、清水守備陣を慌てさせる場面もつくったが、ゴールをこじ開けることが出来ず、1本目は0-0で終了した。

 2本目、原口とFW杉本健勇(C大阪U-18)の2トップで挑んだU-19代表候補は、杉本が1トップ気味に張ってクサビを集約し、彼のポストプレーから原口、MF宮市亮(中京大中京高)、MF小島秀仁(前橋育英高)が果敢に飛び出していったことから、1本目よりも多くのチャンスを作った。

 しかし、11分にPKを献上し、これをFW大前元紀に決められ、0-1。重松と杉本の2トップ、ボランチにMF柴崎岳(青森山田高)が入った3本目も全体的に連携が悪く、7分に清水DF岩下敬輔に2点目のゴールを決められた。結局思うようなチャンスを作れないまま、トータル0-2で清水に敗戦。大きな成果を見せることができないまま、合宿を終えた。

<写真>2本目にチャンスをつくったU-19代表候補・宮市
(取材・文 安藤隆人)

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