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日本代表が決戦の地で非公開練習、岡田監督「アジアのチームとしてプライドを」

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 日本代表は27日、ベースキャンプ地のジョージから次なる決戦の地・プレトリアに移動し、同日午後、29日の決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦に向けて非公開練習を行った。

 岡田武史監督は非公開練習の内容について「セットプレーの攻守の確認と、動きの確認程度。ゲームもやらせなかった」と説明。連戦で疲労も蓄積している選手のコンディションを考慮し、軽めの調整にとどめた。

 前日26日には、パラグアイのグループリーグ3試合の映像を編集したビデオを選手に見せ、攻守の特徴などを解説。パラグアイ対策を急ピッチで進めている。

 「アジアの代表」という思いも強い。26日に韓国はウルグアイに敗れ、ベスト16敗退。残るアジアのチームは日本だけになった。指揮官は「韓国は素晴らしい試合をしていたし、内容的には勝ち試合だった。それでも勝てなかったのは残念だけど、レベル的には十分通用していた」とした上で、「アジアのチームとしてプライドを持ってやらないといけない。なんとかパラグアイに勝ちたいという気持ちがますます強くなった」と力説した。

 自国開催以外では初となる決勝トーナメント進出を果たし、パラグアイに勝てばは史上初の8強入りとなる。「もともと海外(のW杯)で1勝もしたことがなかった。毎試合、トーナメントのつもりでやってきた。今までと変わらずやりたい」。決勝トーナメントに入ってもやるべきことに変わりはない。一戦必勝を貫き、再び歴史を塗り替える。

(取材・文 西山紘平)

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