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ベスト8への挑戦!本田がみたび日本に歓喜をもたらす!!

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 歴史を塗り替えるときが来た! 日本代表は28日、29日の決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦に向け、プレトリアのロフタス・バースフェルドで最終調整を行った。自国開催以外では初の決勝トーナメント進出を果たした岡田ジャパン。今度は史上初となるベスト8への挑戦だ。

 岡田武史監督は公式会見で「明日の試合はベスト8という日本がまだ経験したことのないポイントへのチャレンジ。持っている力を全部ぶつけて、このチャレンジに打ち勝ちたい」と宣言。「パラグアイはグループリーグを1位で突破してきたということで、当然いいチームだが、我々の100%の力を出せば、十分(勝てる)可能性があると信じている」と力強く語った。

 MF本田圭佑がみたび日本に歓喜をもたらすか。カメルーン戦の決勝点、デンマーク戦で世界を驚かせた直接FK。1トップとして日本を牽引する本田の表情にも闘志がみなぎっていた。前日27日には気合いの散髪。トレードマークの金髪はさらに短く切り込まれた。

 練習後、テレビインタビューに応じた本田は「パラグアイは個々の技術があり、ハードワークするチーム。非常にタフな相手。これにどう対応するか。こっちも負けずに走って、良いところを出していきたい」と意気込んでいた。

 デンマーク戦で叩き込んだ驚異の無回転FKがパラグアイ戦でもカギになるのは間違いない。岡田監督も「W杯のような大きな大会では、競った試合で勝負を決めるのはFKだけでなく、セットプレーが多い。まして決勝トーナメントになったら、FKが入るのはものすごい大きなアドバンテージ」と言う。

 本田も「大事な試合になればなるほど、セットプレーは大事になる。少ないチャンスをどっちがものにするか」と、その重要性は理解している。チャンスがあれば決める。それだけの自信もある。

 ここまで2得点の本田がパラグアイ戦でもゴールを決めれば、02年大会で2得点を記録しているMF稲本潤一を抜き、歴代日本人のトップスコアラーになる。

 史上初のベスト8へ。日本中の願いを託された本田の左足が日本のサッカー史に新たな1ページを加え、再び日本を歓喜と熱狂の渦に包み込む。

(取材・文 西山紘平)

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