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パラグアイ戦の視聴率は「57.3%」。全体6位もTBS歴代最高を記録

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 30日に行われたW杯決勝トーナメント1回戦、日本-パラグアイ戦の平均視聴率(速報値)が、関東地区で57.3%(関西地区54.1%、集計時間・午後10時40分から翌午前1時10分まで)だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。

 この試合はTBS系列で生放送されたが、瞬間最高視聴率は、関東地区で午後11時46分(前半ロスタイム時間帯)の64.9%。関西地区は午後11時41分の62.3%だった。この「57.3%」の数字は、集計上の理由で延長前半13分までの数値となったという。PK戦終了までの時間帯が入っていると、さらに高かった可能性もある。

 なお、この「57.3%」は、TBSでは昭和47年12月21日放送のドラマ「ありがとう」の56.3%を抜いて、同局の全放送番組で過去最高の視聴率になったという。

 サッカー中継の過去最高の平均視聴率は、W杯日韓大会、2002年6月9日の日本-ロシア戦で『66.1%』(フジテレビ系列)。今回のパラグアイ戦の数値は歴代6位だという。なお前回のドイツ大会では2006年6月18日の日本-クロアチア戦で52.7%(テレビ朝日系列)が最高だった。

 今回のW杯南アフリカ大会の全日本戦の平均視聴率は、14日のGL初戦のカメルーン戦が44.7%、19日のGL第2戦のオランダ戦が43.0%、GL第3戦のデンマーク戦が30.5%だった(いずれも関東地区の集計結果)。大会前は、盛り上がりにかけるのではないか、といわれていたが、大方の予想を覆す快進撃によって、大きな効果がもたらされた。

(文 近藤安弘)

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