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俊輔が代表引退を表明

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 日本代表MF中村俊輔が、代表引退を表明したと、1日の日刊スポーツが報じている。

 29日のパラグアイ戦後、今後の日本代表について問われた俊輔は「次の代表? ないよ、オレは」と短い言葉を発し、その後は視線を落としたという。

 オランダ戦での途中出場、26分間の出場に終わった2度目のW杯。「この大会はプレーヤーとしては何にも残せなかったね。不思議だね。02年は逆で、選手としてはよかったと思うけど、トルシエさんは人間としてベンチにおくのは難しいと判断した。今回はベンチでチームのために努力したけどね。サッカーの神様が僕をテストしたのかな」と振り返っている。

 そして、「耐えるのがつらかった…」と本音を漏らしたという。大会前から「年齢的にも(W杯は)今回が最後かな」と覚悟はしていたようだが、W杯ブラジル大会は36歳になることや若手の台頭、今大会で感じた現実など、さまざまな思いから改めて、日本代表への決別を決意した。

 「今回、使われなかったことは、02年の落選よりショックだった。02年は、これに比べるとかすり傷かな。中学時代にマリノスユースに上がれなかったことを超えたね」

 「すべてが終わった今思えば、足首じゃないね。僕の実力がなかったね。本田みたいに1トップでも何でもできる選手じゃないとね」

 「オレは本当にW杯とは縁がないね。これも運命かな」

 俊輔はこれまでの日本代表人生をしみじみと振り返っている。代表は引退しても、もちろん、サッカー人生は続く。これからも大好きなサッカーに日々、向き合い、復権を目指す。

俊輔のサッカー人生が詰まった言葉

<写真>オランダ戦に途中出場した俊輔。背番号10の姿はこれが最後となるのか・・・

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