日本代表DF田中マルクス闘莉王が、現役引退をほのめかす発言をしていることが分かった。3日のスポーツ報知が伝えた。
　今大会、最終ラインで守備を引き締め、4試合で2失点という好結果に貢献した闘莉王。緊急入院した父・隆二さんを見舞うために故郷ブラジルのパルメイラ・ド・オエシチに戻っているが、今後について「結構、やり尽くした感じがする。これから自分の中で、何に対してチャレンジするのか、それとも、やめるか。ちょっと探してみます。本当にきつい。実家でお父さんを見舞いながら、考えます」と話しているという。
　予定では10日から名古屋の練習に合流するようだが、果たして・・・。とはいえ、名古屋には今年から加入、それも複数年契約を結んでおり、4年前の中田英寿氏のように、ドイツW杯終了→即引退ということは考えにくい。真意は分からないが、帰国後の発言が注目される。
(文　近藤安弘)