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本田がロシアへ出発。「移籍? ゆっくり考えたい」

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 南アフリカW杯で2得点し、日本の16強入りの原動力となったMF本田圭佑が11日、所属するCSKAモスクワに合流するためロシアに出発した。
 報道各紙によると、成田空港で取材に応じた本田は「ゆっくりした時間をチームからもらえた。疲れはほぼ取れた。きっちりと気持ちも体も切り替えて次に向かっている」とコメントした。
 W杯で評価を再び高め、ミランなど欧州名門クラブから注目される存在となったが、本田は具体的なオファーはないと明言した模様。ただ、「これからかなと思いますね。すべてのオプションに目を通してゆっくり考えたい」と前向きな姿勢も見せたという。
 1日に帰国後、体を休めるとともに大阪・摂津市の保小中、石川・星稜高と母校を相次いで訪問。関係者に感謝の意を表すとともに、後輩たちにエールを送った。当初は7日に出発する予定だったが、CSKA側の配慮で数日間多めに休養をもらい、心身ともにリフレッシュしたようだ。
 「目標にたどり着けなかった悔しさのほうが大きいですね。本当のトップクラスという国とは当たってない」と振り返った南アフリカW杯だが、帰国後も試合はテレビ観戦していたという。
 きょう11日(日本時間12日未明)にオランダとスペインの決勝戦が行われるが、本田は「オランダを応援している。ぜひ優勝してほしい」と昨季途中まで過ごした国であり、同じGLを戦ったオランダにエールを送った。本田はロシアでさらに成長を遂げ、目標のR・マドリー移籍に邁進する。
<写真>1日、南アから関西空港に帰国時のもの
(文 近藤安弘)

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