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"天使らしくない"J初ゴール、フェリペ・ガブリエル「イメージとは違ったけど…」

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[7.17 J1第13節 鹿島2-1川崎F カシマ]

 今季から鹿島アントラーズに加入したMFフェリペ・ガブリエルがうれしい来日初ゴールを決めた。前半21分、FW大迫勇也のシュートがMF稲本潤一のスライディングタックルに阻まれ、ゴール前に浮いたボールを体ごと押し込んだ。

 「正直、点を取りたい気持ちがあった」。試合後、背番号11はホッと胸をなで下ろした。実は14日の湘南戦(1-0)を家族がスタジアムで観戦していたが、無得点に終わった試合後、子供から「お父さんはゴールを決めたの?」と聞かれたのだという。

 「“次は決めるよ”と約束していた。外は暑いし、子供はスタジアムに来ても落ち着かないので、今日は家でテレビで見ていたけど、今ごろきっと僕の帰りを待ってくれていると思う」と満面の笑みで話していた。

 ブラジルでは軽やかなプレースタイルから「天使」の愛称でも知られていた。J初ゴールは“天使らしくない”泥臭いゴール。「初ゴールのイメージとは違っていたけど…」と苦笑いしながらも、「次は自分のイメージに近いゴールを決めることができると思う。ブラジルではループシュートを決めることが多かったので、そういうゴールをイメージしている。この1点を皮切りに次からもゴールが生まれると思う」と最後まで笑顔が絶えなかった。

<写真>鹿島MFフェリペ・ガブリエル
(取材・文 西山紘平)

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