beacon

[新潟国際ユース]U-17日本代表、メキシコに敗れ優勝逃がす

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.19 国際ユースサッカーin新潟最終日 U-17日本代表 0-2 U-17メキシコ代表 東北電ス]

「第14回国際ユースサッカーin新潟」は19日に最終日を行い、U-17日本代表は2連勝同士で優勝決定戦となったU-17メキシコ代表との一戦に臨んだが、0-2で敗れて準優勝となった。

 試合序盤からメキシコが繰り出す両サイドからのクロスに揺さぶられた日本は苦戦。24分には相手の右CKの流れからゴール前で混戦となった空中戦に競り負け、こぼれ球をヘディングで押し込まれて先制を許した。日本は33分に早くも選手交代を行い、中盤を修正。途中出場のMF松本昌也(JFAアカデミー福島)が攻撃を活性化したが、全体的に中盤でパスをカットされる試合の流れを変えるにはいたらず、思うようにワントップの鈴木武蔵(桐生一高)にボールを供給できなかった。

 前半ロスタイムには、左サイドの競り合いから流れたボールを足で処理したGK山田元気(京都U-18)が相手FWをフェイントでかわそうとしたがスライディングでさらわれ、失点。後半は、メキシコが交代枠上限の4人を入れ替えたこともあり、日本がポゼッションから攻撃を展開する場面もあったが、決定機を作ることができず0-2のまま逃げ切られた。

 吉武博文監督は「積極的にやろうと話をしていたのに、相手が強いと分かって前半は逃げて消極的になったのは、すごく残念。ただ、まだ先があるので肌で感じたものを持ち帰って取り組んでほしい」と反省材料を挙げ、8月にU-17アルゼンチン代表などと対戦する予定の豊田国際ユース大会に向けて「今回は世界基準で考えたときに、パスや判断のスピードなど、まだ自分たちの追及レベルが甘いということを感じることができたと思う。でも、本当は相手が本気で勝ちに来たときにどう戦うのかというのを見たかった」と選手に奮起を促した。今回のU-17日本代表は、2011年のU-17W杯を目標とするU-16年代を中心に構成されており、8月の豊田国際ユースを戦った後、10月から始まるアジア最終予選に臨む。

<写真>注目の鈴木武蔵(左)らがゴールを目指したがU-17代表は無得点で敗れた
(取材・文 平野貴也)

※ゲキサカではこの後、試合模様の写真などを掲載する予定です。

TOP