beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

[MOM102]鹿屋体育大GK井上亮太(2年)_地元で“魅せた”ビッグセーブ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 第90回天皇杯1回戦 Y.S.C.C. 0-3 鹿屋体育大 平塚]

 神奈川王者Y.S.C.C.に3-0で快勝。確かにスコアでは3点差がついたが、決して相手を完全に封じ込んだ訳ではなかった。鹿屋体育大に完封勝利をもたらしたのは背番号17の守護神、GK井上亮太(2年=F東京U-18)のビッグセーブだった。

 序盤、判断ミスでピンチを招いた井上だったが、後半のプレーは“神懸かっていた”。まずは1-0で迎えた後半5分、Y.S.C.CMF中村竜也(前・流通経済大)が放った絶妙なコントロールショットを左手ワンハンドでビッグセーブ。その後も安定したプレーを続けていた井上は、2-0として迎えた後半31分には至近距離からの決定的なシュートを体に当て、相手に追撃を許さない。

 さらに圧巻は後半41分のプレーだった。同じくゴール至近距離から放たれたヘディングシュートを驚異的な反応と跳躍力でゴールからかき出すと、すぐさま体勢を整え、こぼれ球を拾ったFW青田翔(前・関東学院大)の決定的なシュートをまたもや弾き返した。

 1点奪われていれば流れが変わったかもしれない。だがY.S.C.C.にとって井上の壁はあまりにも大きかった。試合後、ミックスゾーンに現れた守護神は「(最初のミスで)きょうはあまりよくないかなと思っていましたけれど、最後の方は『もう点は入らない』と思っていました」と会心の表情。この日は神奈川県の会場で地元・神奈川県代表との対戦だったが、関東は井上にとっても地元だった。遠く離れた鹿児島から凱旋した井上は家族、友人の前で「ちょっと魅せようと思っていた」。その言葉通りのプレーで初戦突破の立役者となった。

 昨年、徳島ヴォルティス撃破を経験している守護神は「昨年よりいい感じで仕上がっている」と対Jクラブにも自信を見せる。自身にとって将来の目標であるJの舞台へ駆け上がるためにも天皇杯でのアピールは必須。「自分が無失点に抑えれば絶対負けない。無失点で勝っていきたい」。狙い通り“ゼロ発進”した井上が次は国内屈指の攻撃陣を擁する川崎Fの前に立ちはだかる。

(取材・文 吉田太郎)

TOP