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代表離脱の闘莉王、名古屋の練習にフル参戦

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[故障者情報]

 右膝靭帯損傷で日本代表を離脱した名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王が、12日のクラブの練習にフル参加した。中日スポーツによると、練習中は声を出して周囲を鼓舞していたが、患部について取材されると、「インパクトの瞬間が痛い。力が抜けるというか、すべて痛い」と険しい表情を浮かべたという。

 闘莉王はかねてから右膝を痛めていたが、フル出場した2日の仙台戦で悪化させた。4日から始まった代表合宿は、9月のパラグアイ戦も別の怪我で辞退していたことや、今回はアルベルト・ザッケローニ監督が初指揮を執る合宿とあり合流を決断。ミーティングなどに参加し、8日のアルゼンチン戦後に戻った。

 17日には優勝に向けて佳境を迎えるリーグ戦・新潟戦が控える。「試合ができるかどうかは別の話」と慎重な姿勢のようだが、チームため、そして自分のため、出場を目指して調整を続けていく。

(文 近藤安弘)

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