清水エスパルスの長谷川健太監督が契約満了に伴い、今季節限りで退任することが分かった。1日付のスポーツ新聞各紙が報じた

　05年に就任した長谷川監督はFW岡崎慎司、MF藤本淳吾ら若手を積極的に起用しながら、2ケタ順位に低迷していたチームを優勝争いに加わる強豪に育て上げた。ただ、08年にはナビスコ杯で決勝進出したもののタイトルには届かず、夏場に一時首位争いをした今季リーグ戦も失速し優勝は絶望的。6年間の長期政権になったことと、来年確実にタイトルを獲得するため、クラブは現体制からの脱却を決断した模様だ。

　後任についてはスポーツニッポンがサウジアラビア代表監督などを務めたヘラルト・ファンデレム氏や現清水ユース監督の大榎克己氏、スポーツ報知が現イラン代表監督のアフシン・ゴトビ氏の名前を挙げている。

(文　吉田太郎)