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湘南、反町監督に続投要請

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 次節14日の清水戦にもJ2降格となる湘南ベルマーレだが、クラブ側は反町康治監督に来季の続投要請を出しているようだ。11日の日刊スポーツによると、真壁潔社長は「昨季無理してJ1に上がったのは、チームが忘れられないため。今度はJ2で若手を育てJ1で戦えるチームにしたい。そのためには反町監督のサッカーを教える力が必要」との考えを明かし、すでに続投要請を行ったことを明かしたという。

 チームは10日の大宮戦に1-3と敗れ、勝ち点は16のままで最下位を抜け出せなかった。残り5試合あるが、J1残留圏内15位FC東京とは同13差と逆転は非常に厳しい状況にある。だがクラブ側はこの低迷は指揮官の手腕ではなく、怪我人の続出と戦力補強の失敗と判断したという。事実、今季シーズン中に助っ人のDFジャーンをはじめ12選手が手術したほか、新外国人は一人も助っ人らしい戦力にならなかった。クラブ側は昨季1年でチームをJ1に昇格させた反町監督に、チームを根本から再強化してもらう方針にたどり着いた。

 反町監督は「まだ何も決めていない。そういう状況でもない」と話したようだが、大倉智強化部長は「こちらは、その(続投の)つもりで来季の話をしている」と明かしており、契約を延長する可能性が高そう。もちろん、まだ奇跡を信じて残り5試合を戦い抜くが、仮に最悪の事態が起きても、クラブは反町監督のもと、一貫した強化方針でチームを立て直す。

(文 近藤安弘)

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