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ピクシーが新たな快挙、選手・監督として史上初の“ダブルMVP”

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 名古屋グランパスを初優勝に導いたストイコビッチ監督が就任3年目で初の最優秀監督賞を受賞した。元Jリーグ選手が最優秀監督賞を受賞するのは06年のブッフバルト監督(浦和)以来、史上2人目。ピクシーは95年に最優秀選手賞(MVP)も受賞しており、選手、監督として“MVP”をダブル受賞する史上初の快挙となった。

 「私が最優秀監督とは思っていない。この18年間、クラブが一体となってやってきた、そのおかげで私がこの賞をいただけたと思う」。フロント、スタッフ、選手、サポーター。名古屋に関わるすべての人に感謝したピクシーは「自分が最優秀監督とは思わないが、このような賞をいただくことができて、とてもうれしく思っている。監督人生の中でも素晴らしいものだと誇りに思っている」と感慨深げに語った。

 スピーチの最後には「この感謝の気持ちを1人の人間に捧げたい。私が困難な状況に直面しているときも常に支えてくれた妻に捧げたい。いつも応援、勇気をありがとう」と、スネジャナ夫人に感謝の言葉を述べた。さらに愛妻を壇上に招き、熱い抱擁。最後までピクシーらしいパフォーマンスで、史上初の栄誉の喜びをかみ締めていた。

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[写真]壇上にスネジャナ夫人(右)を招いたストイコビッチ監督

(取材・文 西山紘平)

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