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[選手権]柴崎FK弾!青森山田がJ1仙台とドロー

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 「冬の高校日本一決定戦」第89回全国高校サッカー選手権は12月30日に開幕する。各出場校は練習試合などで調整中。昨年準優勝で優勝候補の一角に挙げられている青森山田(青森)は11日、仙台市内でJ1のベガルタ仙台と練習試合を行い、11年鹿島アントラーズ加入のMF柴崎岳主将(3年)の活躍などにより、2-2で引き分けた。

 12日のスポーツ報知によると、試合は後半13分、24分に仙台が連続得点。だが「想定していた展開。プラス思考でやろうと思った」と振り返ったという注目MF柴崎が、ここからプロ相手にその実力を発揮する。まずは28分、DF島川俊郎を振り切って中央突破。右サイドでフリーだった1年生FW室屋成へのラストパスで追撃ゴールをアシストすると、35分にはゴール正面で得たFKで6枚の壁がジャンプした下を射抜く技ありのFK弾を決めたという。

 自らの活躍で2-2の引き分けに持ち込んだ柴崎。同点ゴールには拳を握り締めて喜んだというが「一つ言えるのは、相手は本気でやる試合じゃなかったこと。追いつけたのは良かったが失点はミスから。本番ではそれが命取りになる」とエースは反省も忘れなかった。

 青森山田の初戦(11年1月2日)の相手は08年度全国優勝校の広島皆実(広島)。前回大会準優勝の青森山田と08年度日本一校との一戦は、12日まで行われた「ゲキサカ高校サッカー大アンケート」[初戦の最注目カードは?]で、ゲキサカ読者の最多投票を集めた初戦の最注目カードだ。この日「本気でやる試合じゃなかった」とはいえJリーガー相手に引き分けに持ち込んだ青森山田は、難敵との初戦を突破し、昨年あと一歩で逃した日本一獲得を目指す。

(文 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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