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川崎Fがプーマと契約。小宮山や登里らが新ユニホーム姿を披露!

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 川崎フロンターレは14日、2011年シーズンよりプーマ ジャパン株式会社とオフィシャルスポンサー及びサプライヤー契約を締結したと発表した。東京・国際フォーラムでプーマ社と合同で会見を開き、来季の新ユニホームを披露した。川崎Fからは武田信平社長、プーマ社からはルドヴィック・マンゾン会長兼社長と矢島久仁彦マーケティング本部長が出席。またDF井川祐輔、DF小宮山尊信、MF登里享平、GK杉山力裕が“モデル”して登場した。

 川崎Fは別メーカーと契約していたが、今季限りで満了した。そんな中プーマ社が、Jリーグの強豪へと成長した川崎Fに“オファー”をして契約に至ったという。ルドヴィック会長は「以前からの悲願であった首都圏をホームタウンとし、全国的にも大きな影響力を持つチームと手を握るということが実現して、大変喜ばしい。プーマは、サッカーにおいて世界NO・3のブランドですが、これを機会にさらに強化していきたい」と挨拶した。

 プーマ社が来季、Jリーグのクラブで契約するのは川崎Fのほか、モンテディオ山形、清水エスパルス、ジュビロ磐田、大分トリニータ、ロアッソ熊本の6チームとなる。これまで首都圏のチームとの契約がなかったため、矢島本部長も“悲願達成”を強調。「川崎フロンターレさんはチームのパフォーマンスに、素晴らしいサポーター、そしてホームタウンの川崎市、その周辺での活動が我々にとって魅力でした。だいぶ以前からアプローチさせていただいて、このたびやっと締結することができた。大変喜ばしいことだと思っています」と明かした。

 気になる新ユニホームだが、ファーストユニホーム(ホーム用)は50年の以上の歴史と伝統を誇るプーマ・キングシリーズ2011をべースにフロンターレらしさを発揮。シンメトリーの配色、2本線を用いたグラデーション、個性的な襟元のデザインなど川崎Fのチームイメージと合わせた。

 井川は「ほんとに軽くて着ている感じがしない。今、ユニホームを着てるのか心配です(笑)」と軽さに驚いた様子。小宮山は「サラサラしていて、汗をよく吸い取りそう。僕はよく走るので、試合中も着心地が良さそう」と汗の吸収性に期待を寄せた。

 セカンドユニホーム(アウェー用)もプーマ・キングシリーズ2011を採用。パフォーマンス向上につながる性能はもちろん、斬新な芸術性を調和させたコレクションとなった。登里は「軽くて肌触りがいいです。汗を吸収するような生地で着やすい。そしてこの胸元にある2つの右肩上がりの線が気に入っています。チームも右肩上がりに成長したい」と“心機一転”でさらなる飛躍を誓った。

 ゴールキーパー用を着用した杉山は「とにかく軽くて動きやすくい。ゴールキーパーはいろんな動きをしますが、それに対応してくれると思う。プレーの幅も一層、広がりそうな感じがします。プーマさんになったので気持ちも新たに、来年はチームとして初タイトルを取りたいです」と威勢のいい発言も飛び出した。

 川崎Fは今季、リーグ戦は5位でナビスコ杯はベスト4、天皇杯も4回戦敗退と残念な結果に終わったが、相馬直樹新監督を迎えたうえプーマ社の新ユニホームで“気分一新”する来季こそ、悲願の初タイトルをつかむ。

[写真]新ユニホームに袖を通した選手たち。左から井川、小宮山、登里、杉山

(取材・文 近藤安弘)

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