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母校・滝川二の初Vを喜ぶ、得点王の樋口に岡崎「僕が樋口2世」

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 日本代表FW岡崎慎司(清水)が母校・滝川二(兵庫)の全国高校選手権初優勝を喜んだ。「すごいですね。自分は(高校1、2年時に)ベスト4に2回行って、優勝に近いイメージは持っていたけど、それでも届かなかった。3年のときは初戦で(本田)圭佑のいた星稜に負けて。あれを勝っていればというのはあったけど、紙一重なのが選手権。そこで優勝するのは相当な団結力があったからだと思う」と祝福した。

 「県予選のあとに会いに行ったらムードもすごいよかった。何かやってくれるかなとは思っていたけど、まさか優勝するとは。自分らを超えられたので何も言えません」と苦笑いだった。

 “岡崎2世”とも呼ばれるFW樋口寛規(3年)は8得点で大会得点王にも輝いた。「僕は3年間で6点しか取ってないので、1年で抜かれた。僕が“樋口2世”です」と笑い、「本人も比べられるのは嫌だろうし、“岡崎2世”と呼ぶのはやめてあげてほしい」と、来季の清水入団が確実視される後輩を気遣っていた。

 「勝ち上がるごとに試合結果が気になっていた。後輩が頑張っているのは刺激になります」。次は自分の番だ。9日のヨルダン戦は後半13分から出場し、サイドから積極的に仕掛け、リズムを変えた。13日のシリア戦では先発の可能性もある。日本一に輝いた母校に負けじと、今度は自分たちがアジアの頂点に立つ。

(取材・文 西山紘平)

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