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U-22日本代表、集合一番乗りは永井

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Text alert@千葉・成田
 快速FWが集合一番乗りだ。金メダルを獲得した昨年11月のアジア大会で5ゴールを挙げ、大会得点王に輝いたFW永井謙佑(名古屋)が、U-22日本代表中東遠征に向けて、Jリーグ新人研修の行われていた静岡県から千葉県成田市の宿舎に直行。22人の招集メンバーの中で一番最初に到着し、まずは行動で意気込みを示した。

 今回の遠征では具体的な課題に取り組むつもりだ。「アジア大会以降はファーストタッチを意識してやってきている。ゴール前でしっかりボールを止めないと次のプレーにつながらないから。(ロンドン五輪予選で)勝っていくうちに寄せのスピードも変わってくるし」と、予選突破のカギとして、ペナルティーエリア内でのトラップ技術の向上を挙げた。

 中東特有のボディコンタクトにどう対抗するかという課題もある。アジア大会でイラン、UAEと対戦した際には、「フィジカルは中東の方が強いと感じた」と言い、「当たられても体勢を崩さずにシュートまで持って行くようにしたい」と話した。

 今回は18歳の宇佐美や小野、指宿といった年下のメンバーも加わっているが「チームはフレンドリーだし、仲良くやりたい」と、アジア大会金メダル組と新加入組の融合にも一役買うつもり。快足FWがピッチ内外で関塚ジャパンの攻撃陣を牽引する。
(取材・文 矢内由美子)

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