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[CL]失点に絡んだ内田、第2戦にリベンジへ。「次はホームなので、しっかり借りを返したい」

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 シャルケ04の日本代表DF内田篤人が、15日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦バレンシア(スペイン)戦に右SBで先発フル出場を果たした。アウェーの地で1-1ドローとまずまずの結果を出したが、UEFAの公式HPによると内田は「アウェーだったので、最初から我慢する時間は長いだろうなと思っていました。勝ちたい気持ちは強かったけど、叶いませんでしたね。1-1の結果がいいのかどうか。アウェーゴールというのもよくわからないので、とにかく次こそ勝ちたいですね」と語っている。

 内田にとっては悔やまれるシーンもあった。前半17分にバレンシアのFWロベルト・ソルダードに先制点を許したが、DFジェレミ・マテューに内田が振り切られてクロスを入れられて失点につながった。これについて内田は「スペインのチームだけあって、上手いですね。中盤が細かくパスを繋いでよく動くし、俊敏性がありました」と相手の速さに困惑したことを明かした。

 だがその後、英雄・ラウルのゴールで追いついたシャルケ04。内田は「ラウールは普段から一生懸命なので、今日が特別だった訳ではないけど、あんなシーンで点を取れるのはやっぱりすごい」と称えた。ラウルにとって移籍後初のスペイン凱旋だっただけに、現地での注目度は高かったが、これにも驚いた様子。「少し規制したらいいのにと思ったほどでした。とにかくカメラが詰めよってくるので、ちょっと危なくて。日本だと、ロープが張ってあれば、そこから出ないものですが」と話している。

 第2戦は3月9日で、今度はホームで戦う。内田は「今までも強い相手には当たっていましたし、自分たちのサッカーが出来ない時もしっかり戦うことが大事。次はホームなのでしっかり借りを返したいです」と意気込んでいる。

(文 近藤安弘)

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