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“岡崎問題”解決間近? 17日のベンフィカ戦に帯同

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 移籍の契約過程をめぐり、古巣の清水とシュツットガルト(ドイツ)がもめている中、FW岡崎慎司は17日のEL決勝トーナメント1回戦第1戦ベンフィカ(ポルトガル)戦に向け、ポルトガル遠征に同行することが内定した。クラブの公式HPがメンバー入りしたことを報じている。
※(この問題の清水側の経緯説明はコチラで確認を)

 とはいえ、まだ選手登録に必要な国際移籍証明書は発行されていない模様。スポーツニッポンによると、同クラブのボビッチ・スポーツディレクターは今回の移籍トラブルに触れ「木曜日までにすみやかに出場許可が下りることを望んでいる」と明かしている。

 現在、この問題は国際サッカー連盟(FIFA)が仲裁に入り、裁定を下す方向で動いている。混迷を極めているが、スポーツニッポンによると、FIFAは清水側が主張する規約違反に関して、シュツットガルト側には違反がなかったと判断し、17日までにドイツ協会に選手登録される見込みだとしている。

 今回、清水側は①移籍交渉に関して事前に清水側に報告がなかったこと ②まだ清水と契約期間中である1月31日に契約をするのはおかしい-と主張してきたが、報道によると、FIFAのルールでは①について、契約の切れる半年前から他クラブとの交渉は可能と定められており文書による通達は必要ない ②については、シュツットガルトと岡崎の契約は2月5日から発効する-としている。

 詳細は正式な発表がないため不明だが、契約満了による移籍金撤廃に絡んだ国際移籍の難しさが改めて浮き彫りになった形。なおスポーツニッポンによると、シュツットガルト側は名誉を傷つけられたこと、また岡崎を1試合起用できなかったことや精神的なダメージなど考慮して、清水を逆提訴する可能性が出てきたと伝えている。

(文 近藤安弘)

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