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U-17代表候補、エース南野「W杯へ向けて課題は見つかった」

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[2.16 練習試合 U-18日本代表候補 7-2 U-17日本代表候補]

 全ては6月に控えたU-17W杯のため。 U-17代表候補は16日、U-18代表候補と45分間2本の練習試合を行い、2-7で敗れた。同代表のエースFW南野拓実(C大阪U-18)は、1本目の試合にフル出場。3点ビハインドで迎えた43分には、1得点を決めたが「1本目の試合での3失点は、全て防げた失点だったと思う。自分もチャンスがあったのに1点しか取れなかった」と反省していた。

 それでも「今回のキャンプでは、こうやってW杯へ向けての課題が見つかった。慌てずにチームメイトと話し合って、ダメなところを直していければ」と前向きなコメント。今回の12日間で7試合をこなす強化合宿でチームとしての成熟度を高めていくつもりだ。その先の6月には、U-17W杯が控えている。

 今回の同代表候補の招集は、昨年11月にウズベキスタンで行われたAFC U-16選手権以来。だからこそ南野は約3ヵ月ぶりということで、試合前からチームメイトとコミュニケーションを取り、中盤の選手たちへ「PAでボールを受けて、ターンして前を向いてシュートにいきたい」と自身の想いを伝えていた。それが功を奏し、幾度がPA手前でボールを受けて、鋭いターンから攻め込む場面をつくった。「得点にはならなかったですけど、出来そうなところもあって、手応えはありました」と振り返った通りだ。

 15日に始まった今回の合宿は26日まで続き、今後はJチームやJFLチームとの練習試合が控えている。「まだまだ強いチームとできるので思い切ってやっていきたい。もっとチャンスをものにできるように」と南野は意気込んている。

(取材・文 片岡涼)

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