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U-18代表候補、Jユースカップ優勝の横浜FMユース勢は攻守でアピール

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[2.16 練習試合 U-18日本代表候補 7-2 U-17日本代表候補]

 昨年12月のJユースカップで日本一に輝いた横浜F・マリノスユース。今回のU-18日本代表候補第2グループ合宿にはMF熊谷アンドリュー、DF宮本和輝鈴木雄斗の3選手が招集されているが、宮本と鈴木がU-17日本代表候補との練習試合に出場した。

 JユースカップではCBのレギュラーとして日本一獲得に貢献した宮本とF東京U-18との決勝で決勝点をアシストしている鈴木。今回のU-18代表候補合宿は日本一メンバーにとっての新たな挑戦だ。「自分ができることをやりたい。他人から認められるようになりたい」と語っていた宮本はこの日、CBとして先発出場すると、U-18代表候補合宿直前まで熊谷とともにトップチームの練習試合参加を続けて安定感の増した守備に加え、元SBの攻撃力も披露。インターセプトから攻め上がると、FW白崎凌兵(山梨学院高)とのパス交換で一気にPAまで侵入してみせた。

 一方の鈴木は2本目にトップ下の位置で出場すると、29分に豪快な左足ミドルをゴール左上へ突き刺し、アピール。MF西谷和希(鹿島学園高)とのワンツーからクロスバー直撃の右足シュートを放ったほか、高いキープ力で前線の起点になるなど、自身を関係者に印象付けた。「きょうはトップ下だったけど、チームではSBやSHをやってきたし、国体ではボランチでした」という万能性も武器にU-18代表定着を目指す。

 代表に生き残るためにはチームでの活躍も必須。昨年はJユースカップ優勝を果たした横浜FMユースだがJFAプリンスリーグ関東1部では6位に終わり、今年新設される高円宮杯全国リーグ(仮称)に参加することができない。それでも「(Jユースカップ優勝の)勢いを持続したい」という宮本、「タイトルを取って目標のプロに」と誓う鈴木らは、年代別代表定着というモチベーションを持ち続けてプレーし、Jユースチャンピオンに今年もタイトルをもたらす。

[写真]オーバーラップからゴールへ迫るU-18日本代表候補DF宮本和輝
(取材・文 吉田太郎)

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