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U-17代表候補、U-17W杯へ向けてPK戦テスト

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[2.22 練習試合 U-17日本代表候補0-4ジェフリザーブズ]

 U-17代表候補は22日にジェフリザーブス戦を行った後、練習試合に出場しなかったメンバーが、引き続きPK戦を行った。

 先攻はU-17代表候補。一人目のキッカーFW南野拓実(C大阪U-18)がゴール右隅へ確実に蹴り込んだ。後攻、相手のキックはGK中村航輔(柏U-18)がコースを読んで、しっかりストップ。その後、互いに二人が決めて迎えた4人目はDF川口尚紀(新潟ユース)。川口が右足で蹴ったボールは、クロスバー上方へ大きく外れていった。同代表候補にプレッシャーをかけるかのように、相手はきっちりと決めてきた。そして、5人目のDF鈴木隆雅(鹿島ユース)の蹴ったボールはGKに止められると、ジェフリザーブスは最終キッカーが冷静に決めて、3-4。45分間2本の試合に引き続き、PK戦でも勝利することはできなかった。

 6月にメキシコで行われるU-17W杯は、決勝トーナメントまで勝ち進めば、そこから先は一発勝負。延長戦の末、PK戦へもつれ込むことは大きく考えられる。それを見越しての練習だったが、あと一歩が及ばずに終わってしまった。

 PK戦後、南野は「試合には出なかったけど、PK戦へ準備しているつもりだった。でもこういう結果になってしまったのは、いい準備ができていないということだと思います」と振り返った。自身は一人目のキッカーを務めて、確実に決めたが「4、5本目で決められなかったのはチームとしての反省点。もっと4つの角に蹴れるように練習しないと」と指摘した。本大会まで残るはわずか3ヵ月、合宿を通して見えてきた一つ一つの課題を全員で乗り越えていくしかない。

[写真]PK戦1人目に登場したU-17日本代表候補・南野
(取材・文 片岡涼)

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