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U-17代表候補は23日湘南戦、南野「明日こそ、しっかり勝ちたい」

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[2.22 練習試合 U-17日本代表候補0-4ジェフリザーブズ]

 2点のビハインドで折り返したハーフタイム。ベンチ前では選手同士が積極的に話し合う姿が見受けられた。試合を見ていたFW南野拓実(C大阪U-18)は、先発していた同じポジションの中学3年生・FW菅嶋弘希(東京Vジュニアユース)の元へ真っ先に駆け寄った。

「相手のプレッシャーが厳しくきていたので、もっと裏を狙って動き出すようにとか思ったことを伝えました」。この合宿に入ってから5連敗。チーム全体の雰囲気はいいとは言い切れない。だからこそ、出場の有無に関わらず、メンバー全員がこの試合でなんとか勝とうとハーフタイムに積極的に意見を出し合った。しかし、終わってみれば0-4の敗戦。さらに、その後に行ったPK戦でも3-4で敗れた。

 試合後、南野は「このままいくと(W杯本番で)いい結果は出ないと思う」と話した。格上相手とはいえ、これだけ負けが込んでくると精神的には辛いものがある。だからこそ、明日以降の試合へ向けてはより一層、気合が入る。「明日は今日出なかったメンバーが出る予定。そこで切り替えて、明日こそ、しっかり勝ちたい」と力強く意気込んだ。

 試合に対するイメージも明確に浮かんでいる。「もっと戦い方をしっかりしたい。なんとなくパスするのではなくて、意図的にやっていきたい」と話した。昨年11月に行われたAFC U-16選手権では5試合を戦い、チーム最多の5得点を挙げたエースFW。明日は湘南ベルマーレとJクラブが相手だが、期待を背負い、もう一度チームの雰囲気を盛り上げるためにも、結果を残すつもりだ。

(取材・文 片岡涼)

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