beacon

浦和19歳・原口が関塚監督に猛アピール

このエントリーをはてなブックマークに追加
 浦和レッズの19歳、FW原口元気が栃木SCとのプレシーズンマッチで後半から出場。視察に訪れたU-22日本代表の関塚隆監督の前で猛アピールした。

 左FWとしてピッチに立った原口はボールを持つと、鋭いドリブルで縦、中央へと切れ込み、わずかな隙を突いて強引に右足シュートを放つなど印象的なプレー。チームは栃木の素早いプレッシャーの前に思うようなサッカーができていなかったが、原口はコーナー付近からでもひとりで局面を打開しようと仕掛け続けた。

 そして29分には、相手DFに囲まれながらも絶妙なコース取りのドリブルで一気に突破すると、利き足ではない左足で左クロスを上げ、FW高崎寛之の決勝ゴールをアシスト。28日の日刊スポーツによると「センタリングの練習はずっと左足でしていた。関塚監督にアピールしたいと思ってプレーした」と振り返ったという。

 昨年のAFC U-19選手権はU-19日本代表招集を見送られ、またU-19日本代表が準々決勝で敗退したことにより今年のU-20W杯へ出場することはかなわなかった。ただ、ロンドン五輪世代屈指の突破力を備えるアタッカーは五輪代表入り、ロンドン五輪出場でその無念を晴らす。

(文 吉田太郎)

TOP