beacon

FIFA主催のチャリティーマッチ開催へ、メッシやジダンも来日か

このエントリーをはてなブックマークに追加
 国際プロサッカー選手会が、今年中に世界選抜と日本選抜の慈善試合の日本開催を計画していることが分かったと24日付の日刊スポーツが報じている。東日本大震災を受けてのチャリティーマッチで、関係者が「世界トップ選手を集めて試合を行うことは決まった。今は日本の選手会と協議しながら日程調整をしている段階」と明かしたという。

 欧州リーグが終了する直後の5月末の開催を目標にしているというが、Jリーグの日程変更などの影響で、欧州のウィンターブレーク前の12月開催の可能性もある。各国選手会には打診済みで賛同を得ており、国際サッカー連盟(FIFA)とも協議した結果、前向きな回答をもらった。チャリティーマッチの入場料や放送権料などの収益は、全額が被災地へ寄付される。また、主催がFIFAになるため、各クラブのトッププレイヤー招集に支障はない。バルセロナのFWリオネル・メッシやR・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドら現役のトップ選手に加えて、慈善事業への関心が深いジダン氏も参加予定だという。

 国際プロサッカー選手会から慈善試合の開催を伝えられた日本プロサッカー選手会も即座に開催へ向けた行動へ移っており、早ければ今週中にも日本協会、Jリーグ、J各クラブで結成された「選手ステータス協議会」と相談して開催日を絞り、国際プロサッカー選手会へその旨を伝えるという。

 震災後から欧州各クラブが日本へ向けて、様々な形で激励メッセージを送っていた。それに加えて、海外のトッププレイヤーたちの試合が日本で実現すれば、多くの人々を勇気づけるためにも、これ以上ないものとなるはずだ。

(文 片岡涼)

TOP