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クラシコ制覇へ、Cロナに新武器「エキサイティングだね。勝つか負けるかの瞬間だ」

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 世界中が注目するR・マドリーvsバルセロナのクラシコ4番勝負。20日(日本時間21日未明)には第2戦となるコパ・デル・レイ(国王杯)の決勝戦が行われる。R・マドリーのキーマンはやはり、FWクリスティアーノ・ロナウドだが、今回のクラシコに合わせて新スパイクを導入した。

 それはナイキの「CR マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライIIl」(写真)。Cロナは同シリーズを履いているが、今回、デザインはもちろん、機能面もアップしてリニューアル。もともとスピードが重視されたスパイクだが、さらなる軽量化に成功し、Cロナのスピードを最大限活かせるモデルとして生まれ変わった。

 Cロナは「マーキュリアルといえば、スキルのある速いプレイヤーが思い浮かぶ。自分だけでなく、プレイヤーは誰でも美しいスパイクを愛している。みんなそんなこと気にしないというが、そんなはずない。キットの中でとりわけスパイクが大事なことは、身に染みてわかっているから。他のスパイクでプレーするなんて考えられない」と絶賛している。

 クラシコ4連戦の第1戦となった16日のリーガエスパニョーラ第32節、R・マドリーvsバルセロナは1-1の引き分けに終わったが、果たして第2戦は……。新アイテムを武器にCロナがリーガに続いてゴールを奪うのか、それとも、同じく世界屈指のアタッカー、メッシが意地を見せるのか。見どころいっぱいの試合となる。

以下、C・ロナウドのクラシコ4番勝負に懸ける意気込み(ナイキ発表)

―チャンピオンズリーグ、スペイン・ラ・リーガ、スペイン国王杯のファイナル、クラシコが4試合続くなど、全てが勝負となるこのような決定的な時期ではどのような気分、感情が強く沸き出てくるのでしょうか?
「緊張はしていないよ、でもエキサイティングだね。勝つか負けるかの瞬間だ」

―重要な試合であることで準備等は変わりましたか?
「今、怪我しているためにやり方が変わりました。準備は自分のコンディションに対してであり、試合があるからではない。でも今は準備できているよ」

―相手を観察していますか? 相手に合わしてプレーを変えますか?
「いや、自分はいつも同じやり方でやっている。どのチームであれ、相手がどのようにプレーしても、気にしていません机上での試合を練っても、試合自体は別物。全く違うので、変えることができない。理論は実際の試合と毎回一致することはない。自分はチームのためのベストを尽くすだけなんだ」

―このような大きな試合に対するトレーニングは変わるのでしょうか?
「上手くいったものはキープして、効果のあった場合は、同じやり方でやる、でも単に1シーズンだけやるのではなく、シーズンごと毎回絶え間なく続ける。17、18歳のときでも26歳の今でも同じやり方なんだ。上手くいくのであれば、それをキープし続ける。いつも同じことをやる」

―モウリーニョ監督は、移動や試合多いため、チームの疲れのことを話しています。どのように思いますか?
「選手それぞれで違う。シーズンの終わりごろは、いつも同じ。あるチームが他と比べて疲れているのではない。200メートル走ると、最後の20、40メートルは、スタート時より疲れを感じる。それは普通のことで、今はそれと同じです。長いシーズンのあと、選手は疲れをどっと感じている。それがサッカーであり、それはいつものことです」

―今年は何かで優勝するのが不可欠ですか?
「もちろん大事だ。レアル・マドリッドが2年も3年も何のタイトルも取れないなんて考えられない。世界で最強のクラブだったら、最強クラブのひとつかもしれない
けど、勝たなきゃならない。昨年は優勝できなかったけど、今年、来年は勝ちたいと思う。素晴らしい選手や優秀なコーチに恵まれているしね」

―2年目となる今、以前より強くなっていますか?
「前とは違う。1年目というのは適応の年だ。サッカーが変わるし、全てが変わる。昨シーズンもよくやったとは感じているけど、今シーズンはもう少し良い。ここへ来て1年半、リーグもわかってきたし、適応もできてきた -居心地もよくなってきたし、プレーも自然についてくると思う」

―モウリーニョ監督はどのくらい重要ですか? あなたの成功の鍵となる人でしょうか?
「もちろんそうだ。彼は経験ある指導者であり、今までのタイトルがそれを証明している。彼は全てで優勝したんだ。彼がここに来たことを本当に本当にうれしく思うし、一緒に数多く優勝したいと思う」


(文 近藤安弘)

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